日本においての実技試験やコンクールの課題に、一般的にチャイコフスキーがありません。
これは、ピアノの世界ではチャイコフスキーの作品が認知されていないということです。
実際にチャイコフスキーを弾くときに、絶対に必要なのは、豊かな響きです。この響きや音色の変化がないと、オーケストラや声楽の発想で書かれている彼の作品を弾いてもさまになりません。
実際に、日本での学生時代にチャイコフスキーを勉強した、習ったという方は、ほとんど皆無に等しいのではないでしょうか。
教師も生徒も、チャイコフスキーの存在は大変薄く、お互いに勉強する必要がない、興味すらないというのが現状でしょう。
意地悪く言えば、チャイコフスキーを本当に指導できる教師が、殆どいないということです。これは非常に残念であり、問題でもあると思います。
日本のピアノ教育界で、チャイコフスキーが弾かれるようになった時こそ、日本のピアノ界の花が初めて開く時なのだと思います。
同じことが、ショパンのマズルカにも言えます。
ショパンのマズルカにおいても、豊かな響きと音色の変化がないと、ただの舞曲になってしまい、芸術性を表すことが出来ないのです。
多分、マズルカを課題として生徒に与えるのは、ポーランド帰りの教師くらいでしょう。
マズルカの重要性というものが軽んじられていることも、この国の教育者の水準の低いことを物語っているのです。
先に挙げた、チャイコフスキーの作品やショパンのマズルカは、現代のピアノという楽器を弾く上で、楽器の持つ可能性を知ることにもなり、非常に勉強になると思いますし、日本の教育現場において、もっと盛んに弾かれる日が来ることを願っております。
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