オペラ「スペードの女王」より あなたを愛しています ドミトリー・ホロストフスキー(バリトン)
せつない歌です。。。



日本でピアノを弾いている方にとっては、チャイコフスキーはあまり存在感がないような気がします。

私も日本での学生時代、チャイコフスキーはコンツェルトの1番以外、ほとんど知らなかったですし、弾くこともありませんでした。



多分、ピアノを弾く方よりも、オーケストラを聴く方の方が、チャイコフスキーの存在感はあると思います。確かに、バレエ曲や交響曲で力を発揮していたと思います。



私は、日本に帰国してから、チャイコフスキーに親しみを持てるようになりました。ピアノ曲では18の小品、ナータ・ワルツ、四季、グランド・ソナタを好んで弾き、聴くようになりました。



ロシアを代表する国際コンクールの名前にチャイコフスキーという名前が使われているように、彼の存在の重みは大きいと思います。



昔、ヴァイオリニストの佐藤陽子氏が、ロシアに留学し、レオニード・コーガン先生に「チャイコフスキーを理解したければ、オペラ、エフゲニー・オネーギンを見なさい」と言われたそうです。



その言葉が意味するように、チャイコフスキーは歌の発想から来る、甘いメロディーの天才だと思います。



ピアノ曲においても、オーケストラの音と人の声を合わせた発想で、音符が並んでいることを感じます。



現在の私にとって、例えばグランド・ソナタやナータ・ワルツを弾いたり聴いたりすることは、最も自然な行為の1つとなりました。それは、何か特別なロマンティシズムの世界で、自分自身が、その魅力にどうかなってしまうのではないか?と思えるほど、私の精神世界は揺すぶられるのです。



チャイコフスキーを弾く時に欠かせないのは、豊かに歌い上げるためのレガートです。このレガートが出来ないと、チャイコフスキーの魅力は出てこないのです。この概念が、日本のピアノ界にも浸透した時に、初めて日本のピアノ界でもチャイコフスキーがメジャーな作曲家になれるのだと思います。

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