作品25-1 変イ長調
この曲を一般的な奏法で弾いているのを聴くと、音がぱらぱらとしてメロディーが歌っていないように私には思えます。メロディーの音のときに肘を外側に動かして、腕の重みを逃がしています。確かにそうしたほうが、メロディーの音は歌います。しかし、残念ながら十分に響いているとは思いません。また、ほかの16分音符も音を小さく弾いているだけで、ハーモニーの色が十分に表現できているとは思いません。
ここでは、手の配置について考えるだけで、いろいろな問題が解決されます。
鍵盤に対して指を並行に置くのではなく、それぞれの1の指を鍵盤の蓋の方向、つまり奥に入れ、1の指の付け根の手首の辺りを下から少し持ち上げながら支えます。そうすることによって、肘も内側に回転した状態になります。
そのまま左右ともに5の指を打鍵して、1の指から前方に少しだけ手首を動かして、腕の重みを逃がします。その状態のまま他の16分音符を弾くというより、点で置いていきます。
要するに一般的な奏法とは反対の円を描くような手首の動きになります。こうすることによって、腕の重みが自然に5の指に乗り、豊かな響きが生まれ、他の指も自由に開放された脱力の状態のまま弾くことができます。
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