来日した時の写真、左、私の生徒である川村文雄(現、桐朋学園大学講師)、中央、ヴィルサラーゼ、右、若かりし頃の筆者

彼女は、私にとって特別な存在のピアニストの1人です。なぜなら、私がロシア・ピアニズムを学ぶ上で、彼女の映像、録音から実にたくさんのことを学ぶことが出来たからです。

数年前までは、リサイタルやコンクールの審査員、浜松国際アカデミーの講師としてたびたび来日していましたが、現在では残念ながら、我が国では知名度が低く、是非、皆さんにご紹介したく掲載することにしました。

CDも、ライヴにこだわった録音が、ドイツのメーカー、Live Classicsから多数発売されております。(ドイツ・アマゾンでは簡単に入手できます)

彼女は、チャイコフスキー国際コンクール第3位、シューマン国際コンクール第1位、スビャトスラフ・リヒテルに非常に可愛がられ、いわゆる(リヒテル・ファミリーの1人)です。多忙な演奏活動の傍ら、現在、モスクワ音楽院、ならびにミュンヘン国立音楽大学で教授職にもついています。彼女の門下からは、あのボリス・ベレゾフスキーをはじめ、たくさんの素晴らしいピアニストが出ています。

モスクワで彼女の演奏会があると満席になると言うほど、人気抜群の存在です。

私の生徒でアシスタントを務めてくれている、川村文雄がポルトガルのヴィエネ・ダ・モッタ国際コンクールを受けたときに、たまたま審査員でした。彼が彼女に演奏の講評を伺いに行った所、上の写真を撮った時のことを憶えていらして下さり

「あなたとは東京で会ったわね!」

彼の演奏に対して、一般的な日本人の演奏ではないと思われたのか
「あなたは一体誰について学んでるの?」

彼が躊躇していると(なぜなら、私の名前を言ってもわからないので!)
「一体?誰なの?名前を教えて!」
と興味深げにたずねられたそうです。

これは、私にとっては正直、とてもうれしいエピソードです。
私が尊敬してやまないピアニストの1人、あのエリソ・ヴィルサラーゼに言ってもらえたのですから!(笑)

演奏や、普段のチャーミングなお人柄は非常に魅力的な方ですが、ことレッスンになると、大変厳しいらしく、パーヴェル・ネルセシアンいわく
「彼女のレッスンは残酷だよ!」

でした。
ブログランキング・にほんブログ村へクリックお願いします!
にほんブログ村