私の生徒の中には、既に音楽大学で教員をしている者もおります。彼らの境遇を傍から見ていますと、日本の音楽大学のシステムについて考えさせられる一面があるのは否めません。

思うに、ピアノを含めて芸術全般を日本の大学のシステムで教育するには、そもそも無理があると感じます。一般に4年間という短い期間に、例えば半年単位で実技試験があるなど、試験曲に追われてじっくりと腰を据えて勉強できない環境にあると思います。また、教員の立場を考えても、本来、芸術家として自分自身の勉強を続けながら、演奏活動をするのは困難な状況にあると思います。

昨今、文部科学省の考えで、数年以内にレッスン回数が年間40回程度まで行わなければならなくなると耳にしました。この状況で教師は一体いつ自分の練習が出来るのでしょうか。

例えば、ドイツの国立大学では、休暇の学期というのが設けられていて、約半年間、給料を得ながら、じっくりと休みながら勉強ができるシステムがあるのです。教師が勉強しなければ、教育水準も横ばいのままです。

芸術家が芸術家として生活が出来る環境にないのは問題だと思います。

 

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