生徒たちの演奏を聴いていて、その段階により基本の音の発声が違うことを感じます。
それは大きく分けて3段階に分類できます。
まずは、弦の振動がハンマーのあたりまでで止まっている段階の音。
次に弦全体まで振動が行き渡っている段階の音。
そして最後に、弦のみならず、楽器本体まで振動している音、しかも弱音であってもです。
この3段階目の領域に到達しないと、例えば、紀尾井ホール規模のホールでさえも後ろの席には届きません。
これは大変難しいことで、私の生徒でも10年近く学ばなければ出来るようにならないようです。
その方法をここでご説明するのは不可能に近いことですので、省略させて頂きますが、簡単に申し上げると、一般的な奏法である、指を動かす意識、動かす筋肉に頼って弾いているうちは不可能であり、それよりも支える筋肉を長い期間をかけて付けてゆくことが必要で、その筋肉が付かないうちは、どんなに弾き方が正しくても響きません。
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