チップの放射線治療開始するにあたり、CT撮影、血液検査、そして放射線のプロトコール（治療スケジュール）を作成していただくために、日本動物高度医療センター に行ってきました。
本当に立派な建物で、４F建てです。今日はすごいMダックスが多くて、飼い主さんは皆、不安な顔しています・・・（やっぱりダックスは病気が多いのかな？？）。日本動物高度医療センター は、かかりつけ医で対応が困難な高度医療を専門で扱っている病院で、かかりつけ医からの紹介が必ず必要です。また、がん病巣の特定に役立つＰＥＴ―ＣＴという画像診断設備やメガボルテージ放射線治療装置も導入しています（人間並みです・・・）。
パル動物病院 の古沢先生を通じて予約していただき、放射線治療の詳細、副作用、治療費、そして本日実施する検査内容についてお話しがありました。
治療費は、本日の検査代（約１５万円）を含んで、放射線治療１２回、全身麻酔代、薬代などを含んで、１００万円ほどかかると言われました。やはり、このくらいの費用がかかるのかと・・・・(+_+) 本日のCT画像検査で、チップの鼻腔移行上皮癌の進行度合いが分かるので、検査結果が判明するまでドキドキ・・・。チップ、また全身麻酔で検査だけど頑張ってきてね～。
チップの検査中、僕は１Fの受付ロビーや４Fのラウンジで待っていました。１Fの壁には、放射線治療の説明が掲載されていました。
１６時３０分頃、放射線の担当医から診察室に呼ばれ、まずはCT画像の結果説明。昨年１２月にパル動物病院
で手術していただいたので、ほとんど癌がCT画像には写っていないようです（初期ステージです）。血液検査も特に異常なし。
次に放射線治療の副作用について説明がありました。チップの放射線治療は、根治治療を目的としているため、副作用は下記に注意が必要です。
① チップは昨年１２月に外科手術を行っている影響で、鼻の骨がもろくなっていて、鼻にメッシュのような人工物を埋めているため、副作用として、鼻の骨が融解する可能性が大きい（骨が溶けてしまい、鼻に穴が開いて、感染症にかかりやすくなるので術後のケアが必要になる）
② 左目付近にも放射線をあてるので、将来白内障になる可能性がある。（左目が見えなくなる・・・。でも右目には影響ないから、生活に影響なし）。放射線後、１日３回は目薬をして、乾燥を防ぐ必要がある
③口のまわりがただれる（火傷する）可能性がある（痛痒くなるので、治癒するまでエリザベスカラーが必要になる）。ちなみにチップはエリザベスカラーは大好きです。
④放射線が全て終了すると、上記副作用が強く出てしまう可能性があるので、放射線治療後は定期的に健診が必要（掛かりつけ医でも良いとのこと）
次にチップ放射線量のお話です。
■チップの総放射線総量は１２回で合計４４Gy
（１回あたりの放射線量は、約３．６８Gy）
ちなみに、通常は12回で合計４８Gyの放射線をあてるようですが、チップは昨年末の手術の影響で鼻の骨への副作用を軽減するために、少し放射線量を減らして実施するそうです。（４８Gyでも４４Gyでも、効果はほとんど同じようです）
色々とお話しを伺い、先生にチップが完治するのかどうか聞きました。再発しない可能性もあるけど、まずは２年間の生存を目標に頑張りましょうだって。超～微妙・・・。でも、２年間、チップが快適に過ごせるなら、この放射線治療は決して高いものではないと思いました（ポジティブに考えていこう！）
チップが鼻血の兆候を出して、約4ヶ月が経ちましたが、ようやくここまで辿りつきました。本当に長かった～。特にパル動物病院 の古沢先生には、たくさん面倒を見ていただき、感謝申し上げます。
1/23 (月）から週３回、４週間の放射線治療が開始となります。通勤前にチップを病院に連れて行って、仕事が終わってすぐに迎えに行く生活が始まりすが、チップと一緒に頑張って行きます。
本日の放射線治療術前検査費用：
基本診察料：５,０００円
検査料：１７，２００円
画像診断料：９０，０００円
薬治療（抗菌薬の注射）：２,０００円
注射料：７，８００円
処置料：２，０００円
麻酔料：１３，４００円
放射線プロトコール：１７，４００円
合計： １６２，５４０円 （税込）
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