
ダニエル・ピンク, 大前 研一
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
大前研一氏がかかわっていることは、なんとなく私にとっては前のめり過ぎる印象を持っていたので、なんとなく食わず嫌いだったが、薦められて読んでみた。結構サクサク読めた。やはり、前のめりな印象はあったが、なかなか面白かった。
これからは、左脳的でロジックでの解決を主とするMBA的な能力よりも、右脳的で感覚的なMFA(芸術学修士、Master of Fine Arts)的な能力が重視される時代、とかで。個人的には、どっちに偏っても良くなくて、これまで重視されてきた左脳的な能力に<加え>、右脳的な能力も重視され、もっとハイレベルな能力が要求される、生きるに難しい時代になる、とも読めたが。突き詰めて考えると、努力をしていない人間は淘汰され、まごまごしていると、時代に取り残される、というメッセージにも取れる。まぁ、それは真実だが、でも改めて考えさせられてしまうから、前のめりだと感じてしまうのかもしれない。
だから多分、こういう本の感想は腹八分目にしておいて、「こういう考え方も外せないだろう」と知るにとどめるのが精神衛生上良い。
とはいえ。
これから求められるとされる6つのセンス一つ一つは、なるほど、と思うことも多いし、中でも私にとっては「議論」よりも「物語」というコンセプトは、そのまま使えてなかなか良い。