あまり映画を見るほうではないけれど、心に残った映画はいくつかある。その一つが、「ニュー・シネマ・パラダイス」。
制作は、1989年。初めて観たのはいつだったか。
昨年は、再度劇場で上映されたらしい。そのときのHPは、こちら 。
久々に観たくなって、DVDを借りてきた。しかし、長いな、この映画。何日かかけて、観た。
本当は、最後のキスシーンのカット集で号泣しようと思って観た。でも年月は、私の心のツボも変えるほど、経ってしまったようで。最後のシーンにたどり着く手前に、サルヴァトーレ(トト)が30年ぶりに、幼い頃、慕ったアルフレードの葬式に参列するために、故郷の村に帰ってきたとき、すっかり年老いた母親が、リフォームした家にトトの部屋を作って待っていたシーンで、ワンワン大泣き♪
待っていたんだ。彼女は。息子のことを。本当は、ずっと、ずっと、待っていた。でも、息子の成功を祈って、息子の足をひっぱらないように、言わなかったんだ。それから、子供達を育てることと、戦争で亡くなった夫に誠意を尽くしすぎて、ずっと一人でいた、と。トトには、そうなって欲しくない。過去に、ほだしに、囚われないで欲しい、自由でいて欲しい、ちゃんと一緒に生きていける人を見つけて欲しい、と。
前に観たときは、ここまで印象に残らなかったのに。
なんだか、そんな、戦争未亡人のトトの母親の気持ちに飲み込まれそうになって、ワンワン泣いちゃうなんて、私ってば、煮ても焼いてもお母さん♪あはは♪
あと、30年前の、恋人エレナとの別れの真相が分かるシーン。あっけに取られてしまった。本当は、お互い、待っていたのに。世の中には、こういうカップルは、無数にいるんだろう、多分。お互いがお互いを思いあっているのに、すれ違ってしまう。
30年の溝は深い。いまさらお互いの気持ちを確認したところで、エレナには守るものがある。暴走はしないだろうなぁ。しかし、アルフレード、これは、絶対、アンタが悪い(笑)自分が果たせなかった夢を、トトに託したんでしょ。だから、村に帰るな、振り返るな、と言った。そう考えると、アルフレードって、なんて自分勝手(笑)
けど、あの時エレナとすれ違ってしまったからこそ、今のトトの仕事での成功があるのもまた事実なんだろう。結局は、一つしか選べない。それを、どう思うかは、本人次第。
またいつか、この映画を、観たいって思うかもなぁ。
いつだろう。その時は、どんな感想を持つんだろう。
誰と観るんだろう。子供達とも一緒に観ることがあるかな。古典の部類かもなぁ、その時は。
父と一緒に観た、ジョン・ウェインの「駅馬車」を、父は懐かしがっていたけれど、私には、古すぎて、かえって新鮮だった。そんな感じかな。楽しみ♪