この物語は BL創作物語です。
登場人物・団体等は全て架空のものです。
大好きだったショウとそっくりなボス
ショウ兄は僕との約束を守って
警察官になったはずなのに・・
いや、他人の空似だ！
彼であるはずがない！
会いたいと思う気持ちが
似てる人をショウ兄だと
思わせてるだけだ！
しばらくして
繋がれたヒロのいる寝室へ
ボスがやって来た
ボスはヒロをじっと見つめた後
優しくヒロの頬に手を当てると
唇を近づける
ヒロは思わず
恋しいショウと勘違いをしてしまうが
ふと我に返り
首で拒否しボスを振り払う
『何をする！！』
それでも
またヒロをじっと見つめるボス
「ここはおぼっちゃんが
遊びに来るところじゃない！
こんな無謀なことしても
命を縮めるだけだ
俺のものになれば命は助けてやる」
『たとえ命を奪われたって
悪人の手下になる気はない！』
「どうかな？」
「お前は今、俺の好きにできる」
手足を繋がれ
体の自由が利かないヒロ
ボスはテーブルの酒を取り
ごくりと飲んだ後
もうひと口を含むと
ヒロの口へと強引に流し込んだ
そして胸元をはだけさせる
ヒロは手足を拘束されながらも
必死で抵抗する
『やめろ！何をする！
止めろー！！！』
ヒロの叫び声と暴れる音が
部屋の外まで響き渡る
中堅部下「ボスも相変わらず好きだな～」
新米部下「ボスはノンケじゃないんっすか？」
古株部下「しっ！ 声がでかい！
ボスは地獄耳だ！」
ボスはヒロのしなやかさの残る
鍛えられた体を
じっくりと触る
『さわるな！！』
ひとしきり暴れまわったせいで
酒の回りも早く
酒に弱いヒロはすっかり
酔っぱらってしまい
意識が遠のいていった
ふっ、無防備だな
ボスはヒロの腹部に
指を滑らせた
つづく
＊ノンケ＝異性愛者のことを指す隠語
同性愛者から見てその気がないと言う意味で使われる。
