この物語は、BL創作物語です。
登場人物は実在人物とは無関係です。
不思議なお話なので、細かいことは
あまり気にせずご覧ください(^^)
2月〇日〇曜日
今朝は雪が積もっていた
こんなに沢山積ったのは
何年ぶりだろう?
僕は嬉しくなって
早起きして雪だるまを作った
くりくりお目目が
まるでGGのようで
思わずキスしてしまった![]()
”GGだるま”が寒くないように
マフラーをつけてあげた![]()
部屋の窓に雪の玉を投げ
寝ているGGを起こす
今日の僕の傍に来たのは
かわいらしいにゃんこの霊だ
部屋の窓からのぞくGG
急いで着替えて降りてくると
早速僕に負けじと
大きな雪だるまを作る
もちろん僕も手伝った!
合作だ
仕上げはGG
サンザシ飴をお手手に付けていた
後で一緒に食べよう♪
彼の傍らには
にゃんこの霊が寄り添って
すりすりしているけど
ネコちゃん大好きな彼には
見えてないのが残念
そのうち
日差しが僕たちを照らし
満足そうにたたずむGG
僕は その横顔を見つめながら
いつまでもこんな
ささやかな幸せが続けばいいなと
思った
彼の少年のような笑顔は
何物にも代えがたい宝物だ
3月〇日〇曜日
人ごみは苦手だけど
毎日毎日
霊ばかり見てるからか
なんだか生きてる実感を味わいたくて
思いっきりはじけるために
ディズニーランドへ行った
GGも楽しんでくれて
良かった
このGGの素敵な笑顔を
また写真に残しておこう
親に反対されてから
認められない寂しさを埋めるように
撮り続けてるGGの写真は
部屋の壁はもちろん
宝箱にもいっぱいだ
ここではもう一つ
確認したかったことがあった
ホーンテッドマンションにも
やっぱり霊はいるんだろうか?
そこには作られたお化けとともに
何体もの霊が混じっていた
時には元気な人間を物色しては
憑依しようとする悪霊までいた
僕はGGにしっかりとしがみついた
GGはそんな僕の肩をずっと抱きしめ
力が入るたびに
おでこにキスをしてくれた♥
実は僕が彼を抱きしめてたのは
霊が怖かったのもあるけど
彼が悪霊に連れていかれるんじゃないか
怖かったから
連れていかれないように
がっしりと捕まえてたんだ
でも そのおかげで
抱きしめてキスしてもらえたから
すごくラッキーだったかな♥
夜のライトアップはとっても幻想的だった
そんな園の中には
単に楽しみに来た
子供の霊やカップルの霊が
青白いライトに紛れて光を放っていた
フィナーレの花火が
豪華に打ち上がると
夢のような一日が終わった
君との夢のようなひとときは
いつまでも
覚めないで欲しいと願った
つづく















