この物語は、BL創作物語です。
登場人物は実在人物とは無関係です。
不思議なお話なので、細かいことは
あまり気にせずご覧ください(^^)
12月24日〇曜日
今年のクリスマスも
もちろん
GGと二人っきりで過ごした
GGは子供のように
嬉しそうにツリーに飾りつけをしていた
見つめる僕に気づいて
笑顔を向けてくれる
なんて幸せな時間なんだろう
僕だけに見せてくれる
特別な笑顔に
胸がきゅんとなる
僕は目を見開いて
彼のその笑顔に答える♥
ただこれだけのことなのに
楽しすぎる♥
夜になると
庭で花火をやった
夏の花火もいいけど
冬の夜
雪の中でする花火も幻想的だ
次々に火をつけ
大きくクルクル回して
夜空のキャンパスに弧を描く
両手に持って踊ってみせると
GGも真似して踊る
その姿がまたかわいらしい♥
暗闇に潜んでいた霊たちも
今日は光輝いて楽しんでいた
最後は
儚い線香花火を
二人で頭を突き合わせて
じっと見つめ
最後の玉が落ちないように
そっと静かに競い合った
勝ったらキスできる
負けたらキスされる
どっちにしても嬉しい勝負
いいでしょ?
部屋に戻ると
GGは僕に
クリスマスのプレゼントを
用意していた
僕はプレゼントなんて
何もいらないんだよ!
君さえいてくれれば・・・
その夜は
幸せが溢れそうなほど
甘い夜だった![]()
1月〇日〇曜日
休みの日には
できるだけ人ごみを避け
ゆっくりと二人の時間を
楽しめる場所へと出かける
美しい雪景色に
見とれるGGは
雪景色に負けないくらい美しく
僕はそんなGGのことを
ずっと見つめていた
GGは何かをお祈りしていた
こんな少女のような彼が
やっぱりかわいい♥
「手が冷たいや! はー
」
「あ、DD♡
こっちおいでよ」
GGに呼ばれて
僕は彼の傍へと走り寄った
『何をお願いしてたの?』
「君といつまでも一緒にいられますようにって」
白く覆われた山々ばかりに
気を取られていたが
足元には湖が広がっていた
『ここには雪の女王がいる。
美しいGGをさらってしまいそうだ!』
「ふふっ、それを言うなら
君の方がさらわれそうだ!」
『とにかく
さらわれないうちに早く帰ろう!』
つづく



















