この物語は、BL創作物語です。
登場人物は、実在人物とは無関係です。
ある休日
公園でダンスの練習をする耀
優は
木陰のベンチに座り
耀のダンスを眺めたり
本を読んでいる
踊り疲れた耀は
ベンチに座った優の背後から
首元におぶさるように抱き着き
『ねえ、なに読んでるのぉ？』
と覗き込む
最初に触れた温かい頬とは対照的に
優の肌にひんやりと当たるピアス
「ねえ、一つ聞いてもいい」
『なに？』
「そのピアス付けてるのって
”おしゃれ” 以外に
何かこだわりがあるの？」
耀は優から離れると
ゆっくりと正面へ回った
『なんでそう思うの？』
「いや、ただ、なんとなく
そう感じただけ・・・」
『自己主張！』
「・・・・」
そういって
耀はまた
踊り始めた
翌日の彼のピアスは
いつもより目立っていた
つづく
