数か月後
GGは無事退院し
海外での仕事へ発ったという噂が耳に入った
僕は仕事に集中することで
GGと会えない寂しさを
必死で紛らわせていた
朝から晩まで体を酷使し
何も考えられなくなるほど疲れて
GGを思い出す気力もないくらいに深い眠りにつく
でも 忘れたわけではない
きっとGGも
毎日僕のことを想ってくれてるはず
いつか また
二人の時間が戻ってくる
その時までの辛抱だ
でも
そんな日はくるんだろうか?
二人で過ごした日々を思い出すと
体が火照って抑えられない時がある
そんなある日
GGが帰国するという情報を耳にした
僕は決意した
拒まれたっていい!
GGに会いに行く
アルコールで勢いをつける
「GG! 僕、
どうしても会いたくて・・・」
「・・・」
你是谁?(君 誰?)
え
忙しいから失礼するよ
GGは足早に
僕の前から立ち去ってしまった・・・
僕は何が何だかわからず
途方に暮れる
一体 どういうこと?
僕のことがわからなかった?
離れていても
ずっと愛してるって
言ってくれたのに・・・
なんでだよ
つづく