だいぶ長々と書きました
大部屋と個室で迷っている方の参考になれば幸いです。
脛骨腓骨遠位端骨折したとき、
初回の入院 2週間 個室(トイレ付、風呂なし)
抜釘手術 3日間 大部屋
で過ごしました。個室代さえかからなければ、すんなり個室を選びたいところですが、やはりネックなのが個室代(特別療養環境室代)ですよね。
両方の部屋を経験したうえで、個人的には2週間の入院なら個室代を払っても惜しくないかなと思いました。(さすがに入院が1、2ヵ月だったら金銭的に無理ですが)
そう思った理由を場面ごとに分けてみました。
トイレや歯磨きに行くとき
まず、早朝や夜中に共用のトイレまで、車椅子や松葉杖で行くのは大変です。特に大変なのが、患足に全く体重をかけられない時期の松葉杖。人によっては、短い距離でも汗をかくほど体力を使います。
歯磨きをする時は、洗面台に寄りかかったり屈んだり、患足を地面につけないで終えるのは地味に大変です。
リハビリにもなりますが、足を下げる時間が長引くほど痛みが増して腫れますこれも地味に辛い。
私がやってたトイレまでの行き方
個室・・・ベッドから車椅子に一旦腰かけるとトイレのドアに手が届き、そのままドアに手をかけたまま片足で1,2歩歩けば便座に座れて楽でした。
ベッド上から撮った写真。正面はトイレのドア
大部屋・・・共用トイレは個室が3つ。通路や個室が狭く、松葉杖で済ますにも大変でした(壁に松葉杖がバンバン当たって身体がフラフラ)。2つあった広い多機能トイレは、うちの病院の場合は車椅子専用だったので、松葉杖では入れませんでした。
抜釘手術後は車椅子利用になり、多機能トイレを利用しましたが、先客がいることもしばしばで、我慢したり、出直すこともありました。
※トイレに行きたくなる頻度によっても考え方が変わると思います。
ベッド上で排泄するとき
術後の二晩は、大部屋のベッド上で差し込み便器を使いました。すごく嫌でしたし、慣れない環境と姿勢、緊張感で排尿できず、絶望感がありました。(このことは別に書いてますので、ご興味ある方は下からどうぞ。)
初回の手術
2回目 抜釘手術
集中治療室は選択できないのでしょうがないですが、抜釘手術のときはケチらず個室にすればよかったと後悔しました。
当時、脛に沿って鉄線やプレートを入れた人、手術まで何週間も足を牽引する人など、自分の骨折がちっぽけに思えるほど大変な方の入院記録を読んで勉強していました。
なかには自力でトイレに行けず、入院期間はずっと差し込み便器を使って看護師さんに手伝ってもらったり、音や臭い、気持ちの面でとても苦労されている様子がありました。(私は一晩でチーンだったのに・・・)
ここの判断は、ご自身の骨折した場所や具合によるかなと思いますが、手術が近くなったら事前に確認しておくことをオススメします。(ちなみに私は、尿道カテーテルと言われていたのに実際は差し込み便器でした笑)
物音に寛容かどうか
大部屋のときに、朝方5時に引き出しをガチャガチャする人、大きめの声でおしゃべりする人、痛いと騒ぐ人、認知症のせん妄で大声を出す人、、、初めての大部屋にしてはなかなかハードル高く、音に敏感な私にはちょっと辛かったです。
あと、周りが気になると同時に気にするタイプで、大部屋で差し込み便器を使うのは勇気がいりました。音や臭いもそうですが、夜中、看護師さんを呼ぶのにナースコールで用件を伝えたときナースコールから、「どうしました?今行きますね。」と、周りの人にも聞こえるような声で返事があると、“夜中にうるさくてごめんなさい”と周りを気にしてしまい、朝まで落ち着きませんでした。
ちなみに旦那からは、「周りも同じ患者なんだから気にしないよ、大丈夫!」と励まされましたが、いざ、その場面になるとやっぱり辛いです
いろいろと悩ませる問題ですが、どこか割り切ることも必要なのかもしれませんね。
次は、個室代について書きたいと思います。