父と職安へ ② | 南の絵本

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--日々是はぴごら--

続きです。


さて、この前日の夜、母が下血しました。
その為に、職安に行く前に母を病院に連れて行きました。

職安の方は、というと、私の用事は終わり、
父が呼ばれるのを待っていると、
(何せ、書類を出すのが遅かった)
母から、終わったので迎えに来て、と電話が入りました。

はじめは職安の用事が終わってから、と思いましたが、
父が呼ばれる気配が無かったので、先に母を迎えに行って、
また職安に戻る事にしました。

私は、 「先にお母さん迎えに行って来るね。
     (また騒がれるからね。←なぜなら、母は気が短い)
     ここで待っててヨ」
と父に言って職安を出ました。

母を拾って職安に戻るまで、10分か15分だったと思います。
幸い、母はたいした事なく、お昼も近かったので、
何か食べていこうか、などと、楽しい雰囲気になっていました。
職安に着いて、外から眺めてみましたが、父の姿はなかったので、
「ちょっと見てくるから」 と母が中に入って行きました。

母 「いない」
私 「え、ウソ。 じゃちょっと、私が見てくる」
今度は私が見に行きました。 

・・・いません・・・

私 「いない」 
母 「だべ?(通訳:でしょ?)」
また母が中に入り、呼び出しをしてもらいましたが、
父は現れません。

母 「パチンコだ!」
私 「そーだよ! 昨日、お小遣いもらったから!」

パチンコ行ってもいいけど、だったらどうして、
ちょっとパチンコのぞいて行くから、
まっすぐ帰っていいよ、と言ってくれないの!
と、私は頭にきて、母と2人、父に対する非難の嵐。

母 「こうなったら、2人で美味しいもの、
   食べて帰っぺし(通訳:食べて帰りましょう)」
私 「そだね!」

母と私は近くのレストランで、ランチを満喫しました。

さて、その頃父は。

職安の用事はとっくに終わり、車が来たらわかるように、と、
職安の向かい側

(決してわかり易い所ではナイ)

で待っていました。
しかも、父の『こっちから来るに違いない』という
勝手な思い込みは見事にはずれ、
車は反対側から入って行ったのでした。

反対側で待ってろ、なんて、誰が言った、誰が!!
中で待っていれば、会えたのに・・・。
父は、そのまま外で2時間待っていたそうです。(ハチ公か)

何にも悪くないのに、妻と娘に悪口を言われ、
ランチも食いっぱぐれ、電車で帰って来た父・・・。

悪くないワケではないですね。
判断力が悪すぎます。