ドラマ「カルテット」を見たきっかけは、クラシックコンサートに誘われたから。
好奇心旺盛な私は、誰かに誘われると「どんな世界なんだろう」と気になって仕方なくなります。
愛知県での仕事を終え、新幹線に飛び乗って東京・赤坂のサントリーホールへ。
なんとか開演時間に間に合いました。
扉を開けて目に飛び込んできたのは――
演奏者たちを囲むように360度広がる客席。
そして最高峰の音響設備。
凛とした出演者の姿。
普段触れることのない新しい世界に、ただただ感心してしまいました。
舞台中央には、ピアノのような形をした美しい装飾の楽器。
私がこれまで弾いたことのある楽器といえば、小学校で習った鉄琴やリコーダー、鍵盤ハーモニカくらい。
それでも、このチェンバロを含め、さまざまな楽器を奏でる人たちが音を合わせ、
ひとつの作品を作り上げていく様子に心を奪われました。
一人一人が技術を磨き上げることに惜しみない努力をしてきたのだろう。
そして、このような素晴らしい舞台を用意され、メンバーに選ばれ、スポットライトを浴び、拍手を受ける瞬間。
その裏側には、夢に向かう長い過程や葛藤、仲間との支え合いがあり、
それ自体がひとつのドラマなのだと思いました。
カルテットの物語と重ね合わせながら、
「夢に向かうプロセスそのものにも輝きがあるのだ」と感じたのです。
2時間の公演には、400年のクラシックの歴史、
そして出演者たちの3年間の準備が凝縮されていました。
ありがたい作品を体験できたことに胸がいっぱいになり、
私自身もまた、日々を丁寧に積み重ねていこうと心から思いました。
読んでくださって、ありがとうございました。
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