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未来のしおり by chiorich(チオリッチ)

毎日の気づきや夢、
これからのくらしのヒントを、少しずつ綴っています。
「未来のしおり」は、今のわたしと、未来のわたしをつなぐ記録です。

「簿記3級だけで大丈夫?」

——これは、よくいただく質問です。

私自身、19歳のときに日商簿記3級を取得しました。


そして40歳になって、改めてその試験問題を解く機会がありました。
「100点が取れるまでやりなさい」と言われて、13回目でようやく満点。

 

 

この「100点が取れるまでやめない」という根気と、
1円のズレすら見逃したくない几帳面さ。
この2つがあれば、経理代行の仕事はきっと向いています。

 


◆ 実務で磨かれる「深さ」

簿記3級の知識があると、仕訳ができます。
つまり、「使える」ようになります。
そして、財務諸表がどんな仕組みで成り立っているのかを知っているからこそ、
数字の中に潜む“異常値”にも気づけるのです。

 

たとえば──

  • 毎月あるはずの支払いが見当たらない

  • 入金があるはずなのに未入金

  • 支払い金額が間違っている

こうした「お金の約束」が守られていないサインを、
会計データが教えてくれます。

 

その異常にいち早く気づき、
お客様に伝えて対応してもらう。
それは、お客様が「信頼を失わないためのサポート」でもあるのです。

 


◆ 大切なのは「継続性の原則」

仕訳入力の場面では、もうひとつ大事なことがあります。

それは、過去の仕訳を忠実に確認すること
そして、「継続性の原則」を守ることです。

 

たとえば、ガソリン代の領収書ひとつとっても——
旅費交通費・燃料費・車両費と、会社によって勘定科目の選び方に“クセ”があります。

 

一度決めたやり方は、安易に変更しない。
毎月の積み重ねが、ブレないデータをつくるのです。

 


◆ 「深さ」は提案力につながる

数字に対して敏感でいると、
お客様の小さな変化にも気づけるようになります。

  • 「この項目、今月は金額が増えているな」

  • 「同じ費目だけど、新しい取引先だな」

  • 「この費用、実は前月にも同じ請求があったかも…?」

それに気づいたら、すぐ提案。

 

「先月分の請求が二重になっているようです」
「この取引先からの入金が遅れています」

 

そんなふうに、経理から生まれる“ひとこと”が、信頼につながります。

 


◆ おわりに

スキルアップというと、
新しい資格を取ることをイメージしがちですが、
すでに持っている知識を「深く使う」ことこそ、実務では重要です。

「どれだけたくさん知っているか」ではなく、
「どれだけお客様の役に立てるか」
——そこが、腕の見せどころです。

 

数字が整っていることに、喜びを感じられる。
その気持ちがあれば、経理代行の仕事は続けられます。

 

簿記3級は、在宅経理の十分なスタートライン。
そこから“深さ”を積み重ねることで、
「私だからできる仕事」へと変わっていくのだと実感しています。

 

 


読んでくださって、ありがとうございました。

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