早いもので2021年も残り僅か


今年も色々あったけれど、ココ最近を比較しても、特に濃密な1年だったと思う  


まず始めに、6年間過ごした東海の某県から東京に引っ越したこと


なかなかに大きな決断だったと思う


6年間で培ってきた人間関係とはまた違うコミュニティでのリスタート


その中で様々な気付きがあったかな


今までの人間関係の中での常識が通用しないこと  


これまでは接触する機会のなかった様々な価値観をもつ人と出会い、ズレや自身の至らなさを感じたこと


その事で1番大きかった出来事は5月のこと

 

お世話になっているお兄さんの紹介で会った女性  


結論から言うと、初対面でその人をめちゃくちゃ怒らせた…(汗)


言い訳がましいけれど、悪意があってしたことでは無い


ただ、そのある種の善意の方向性がズレにズレまくっていたのだ


幸い「顔も見たくない」と言うほど嫌われている訳ではないらしく、酒の席で相手がネタにしてくれるほどには落ち着いているらしい


ひとえに彼女の寛大さのお陰というか…


本当に自分の至らなさを反省するばかり


でも、その出来事は、自身の「傲慢さ」を気付かせてくれたと思う


ある意味、自分なりの「善意」はきっと相手に伝わるはずという傲慢さを


置き換えれば、愛情表現や相手を想った行動のつもりでも、受け手が精神的に苦痛を感じたらそれはハラスメントとなるように


いかなる想いが裏にあろうと、相手の受け取り方次第ではそれを正当化できないし、してはいけない


故に、言葉や行動に出す前に、それが相手にとって最善なのか、苦痛を与えないかをよくよく考えねばいけないと痛感させられた


彼女には本当に申し訳ないの言葉しかない



その後はさらに奈落に堕ちた    


7月


学生時代から7年近く付き合いのある女性


その人からのSOSを求める連絡があった


理由は付き合っていた男性に拒絶され、彼女のご両親からは日々その男性絡みで責められ、彼女がうつ病に近い状態となったと


彼女の気が紛れるならと、上司に頼み込み、無理やり休みを獲得した


そして、私の田舎に招待し、家族にも会わせた


しかし、そのことも根本的な解決にはならず


精神的にパニックになった彼女から度々来る電話


夜まで向き合い、終わったら家事や仕事の準備をし、3時間睡眠で仕事に行き、帰ってきてまた電話



身体的には正直ボロボロだった


でも、精神的には苦痛ではなかった


少しでも、彼女の癒しになれればと


背伸びをした正義感に支えられて


そんな生活が日常になった頃、彼女から言われた


「あなたと最初から付き合っていれば。東京に連れてって」



人は追い詰められれば藁にもすがりたくなる


そんな事はわかっていた


でも、私はそれを冗談で片付けたくなかった


彼女は辛い日常を耐えながら必死に生きている


そして、私を必要としている


その想いを半笑いで受け止めてどうする、と


だから、いざとなれば、交際0日で籍を入れることとなっても責任は取るつもりだったし、彼女が東京で職を見つけるまでは、私のバイト時代の貯金を切り崩してでも面倒を見ようと


先に「奈落」と表現している以上、無価値な覚悟だったのだけれど


9月末

 

彼女が精神的に少し回復した


それと同時に、私への連絡が遅くなった


10月 


私は彼女の地元を訪れた


目的は、彼女への想いを告げるため


中途半端はしない、と


あなたと共に歩む覚悟を決めた、と



が、


そこで待っていたのは、何だろう


失望?諦観?虚無?


形容し難い負の感情だった



彼女に告げられた事実


元彼さんとヨリを戻せそう


私への連絡が疎かになったのも合点がいった


そして、元彼さんの地元に翌週会いにいくと


その地元は、東京なんかより遠い場所


彼女といる間、7割以上が元彼さんの話だった


少しの望みを託し、冗談交じりに聞いてみた  


「東京には来ないの?」


帰ってきた答えは


「元彼の地元に行くのでお金遣うだろうから、また今度ね」



「こいつ無理だ」



心の底からそう思った


精神安定剤として利用されたなと


病気が治るように問題が解決すれば、薬なんて無用の長物だし


そして、それっぽいセリフに踊らされていたなと




そして、

東京に戻ってすぐ、私の方から拒絶めいた文面を送った  


私の思い上がりは承知の上だし


彼女に、そこまでの悪意はなかったかもしれない


元彼さんから拒絶されてからは、しつこいくらいに彼女の方から復縁を迫ったらしいが


私が上記のように文面を送った後は、何の連絡もない


それが、返答だろう



かくして、私は7年ほど大切にしてきた人間関係に終止符を打った



それからの私は燃え尽き症候群のような状態である


それに、人は利用価値がある人間のことは徹底的に利用するとわかった


いや、初めからそのつもりはなくとも、利用価値を見出し、且つ相手を見下したら、人は人を物としか見なくなる


ある意味、人の本質的醜さに触れ


手放しに人を信用出来なくなった



会う人会う人から、憂いを帯びた目をしていると言われるようになったし、写真で見る私の人相は醜悪そのものになったと感じる



そして、バグったゲームのような、あらゆる感情の波が不定期に且つカオスに私の中に混在するようになった



常に頭の中に「120% VOlTAGE」が流れているような




まぁ、カビ臭い話はほどほどにして、



これでもいい事はたくさんあった



東京に来てから、東京を拠点とするプロレスサークルの皆さんのオフラインでの仲間に入れていただいた


歳上のお兄さんお姉さんがたくさんいらっしゃるが、かなり可愛がっていただいているし、「大人」

というものは何かを学ばせていただいていると思う



それに、東京に来てから、大好きなプロレスをたくさん見に行けるようになった


後楽園ホール、日本武道館、両国国技館、そして東京ドーム、あらゆる聖地に足を運び、多くの熱闘を目の当たりにした


今年から始めた仕事も、人間関係には特に恵まれ

上司の皆さんから仕事もプライベートもかなり良くしていただいている


それに、奈落と表現した出来事の数々も、

将来的には「あれがなければ今の幸せはない」と思えるようになるだろうし、思えるようにしてみせる



さて「総括」というより「雑感」を述べた形になったが、かなり濃ゆい1年だったと改めて思う (汗)



来年は果たしてどんな年になるのか、


その答えは、もちろん…