こんにちは、願いが叶う如意宝珠を探して、です。
昨日の都内はものすごい大雨で
すごかったです。
空はフラッシュをたき続けたように
ずっと雷が光っていました。
自然の力は偉大ですね。
さて、今日は、ATLについて書きたいと思いました。
私は以前から、このATLという病気は
免疫不全と大いに関係していることから
気になっていました。
私は以前、免疫不全になる原因として
細菌感染について書いたかと思います。
免疫システムが騙されるとは その1
https://ameblo.jp/chintamani/entry-12295347930.html
ATLとは、Wikiによると、
成人T細胞白血病(ATL):
成人T細胞白血病(せいじんTさいぼうはっけつびょう、ATL, Adult T-cell leukemia、成人T細胞白血病/リンパ腫、- leukemia/lymphoma)は、腫瘍ウイルスであるHTLV-1感染を原因とする白血病、もしくは悪性リンパ腫である。
沖縄県や九州に多い病気ともあります。
私が以前から読んでいる論文としては、
このような論文があります。
沖繩における糞線虫感染と
成人T細胞白血病ウイルス感染との関連についての血清疫学的研究
http://ci.nii.ac.jp/naid/120000919270
糞線虫感染者の間には,
高率に成人T細胞白血病ウイルス(ATLV)抗体陽性者が
見出されることを我々は先に報告した.
今回,我々は,沖繩協同病院を中心とした沖繩本島の糞線虫患者,29才から91才までの64例を選び,対照者として糞線虫感染がみられない同地区住民127名を選んで,ATLV感染におよぼす糞線虫感染の影響を血清疫学的手法を用いて研究した.
すなわち,彼らの血清についてATLV抗体価と糞線虫抗体価を測定し,あわせて,T細胞機能としてEBウイルス核抗原に対する抗体(EBNA)とEBウイルス・カプシッドIgG抗体(VCA)を間接螢光抗体法で測定し,対照群と相互に比較した.糞線虫感染者のATLV抗体陽性率は57.8%であった.
一方,対照群の陽性率は20.5%で,糞線虫感染者がはるかに高いATLV抗体陽性率を示した.糞線虫感染者のうち,ATLV抗体陽性者群の糞線虫抗体価は,陰性者群の抗体価に比べ,有意に低下していた.またEBNA抗体価も有意ではないが低下していた.
すなわち,糞線虫感染者のうち,ATLV抗体陽性者群の血清抗体価およびT細胞機能が低下傾向にあることが観察された。
ATLの原因としては、輸血・母乳・性行為の3つであると
一般的には言われていますが、
私は、この論文のように
糞線虫の感染によって、ATLV抗体陽性になるという
4つ目の可能性があるのではないかと
思っています。
ここまでが私の推測。
18日の西日本新聞さまの記事では、
厚生省は完全ミルク育児を推奨することに
した、というようにありました。
「完全ミルク育児」を推奨 厚労省研究班
HTLV1母子感染対策見直し
8/18(金) 15:35配信 西日本新聞さまより引用
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170818-00010014-nishinpc-soci
●短期、凍結母乳は原則除外
九州に患者が多い成人T細胞白血病(ATL)や神経難病の脊髄症(HAM)の原因ウイルスで、主に母乳で感染するHTLV1について、厚生労働省研究班(代表=板橋家頭夫(かずお)昭和大学病院長)が新たな母子感染予防対策マニュアルを策定した。これまでは、感染者からの授乳方法として(1)粉ミルクなどによる完全人工栄養(2)生後3カ月未満の短期母乳(3)ウイルスを壊すため母乳を1度凍らせてから与える凍結母乳-の選択肢を示していたが、原則として完全人工栄養を勧めるよう改めた。
国は長年、HTLV1関連疾患を九州などの“風土病”として対策を放置してきた。しかし、2010年に誤りを認めて総合対策を発表。公費による全妊婦検査が始まった。
既存のマニュアルは、感染が分かった母親の授乳方法として三つを並列していたが、短期母乳や凍結母乳は感染予防効果の科学的根拠が不十分として、積極的に行わないよう変更。短期母乳などは「感染リスクを説明しても母親が授乳を強く望む場合」に限った。
都道府県も指導方針を見直すとみられ、研究班の斎藤滋・富山大付属病院長は「短期母乳や凍結母乳を選んだ母親を、助産師や保健師が地域で支援する体制が必要」と強調。HTLV1の撲滅を目指すNPO法人スマイルリボン(鹿児島市)の菅付加代子代表理事は「人工乳に絞ったことは評価できるが、母親が感染者であることは変わらない。治療法などの研究を進めてほしい」と話した。
=2017/08/18付 西日本新聞朝刊=
ここでポイントなのが、ATLへの母から子への
感染経路として母乳が原因であるということです。
私は以前から、
がんの中でも乳がんについて
どうして乳がんは
内臓や肺に発生するがんの次にくるくらい
比率が多いのだろうかと
考えていました。
内臓のがんは、毒素排出説から演繹法で
導き出されますが、乳がんは
なぜなのだろうかと思っていました。
しかし、ATLの感染経路として授乳行為が
あげられていることから
母乳にがんの毒素以外に、ウィルスの混入があると
考えることができるわけです。
それと、もしかするとフンセンチュウのミクロフィラリアも。
そう考えると
導き出される答えは。
ATLの原因は輸血・母乳・性行為、
といわれますが、
もともとの輸血用の血液や母乳を
ウィルスで汚しているものは何か。
ウィルスを体内に持ち込んでいる
媒介者があるはずです。
ですから、感染者の輸血・母乳・性行為を
防いでも、元々の感染原因である
フンセンチュウを体内から除去しなければ
感染者は減らないかもしれません。
幸い、体内から糞線虫やそのミクロフィラリアを
駆除するお薬、
イベルメクチン(ストロメクトール)が
発明されています。
しかも、ATLの患者さんには積極的に
使ってもらえるようになっているそうです。
それでも、意地悪な臨床医が
血液検査で検体がみつからない
とかいう理由でお薬を出してもらえないときは
自分で処方しましょう。
そうすれば、病気の症状は緩和することが
できます。
実は、糞線虫の完全駆除はかなり時間を要します。
(公に明らかにされていませんが)
私はいつも考えます。
真実は一つ。
真実は多数決ではない。
ストロメクトール(イベルメクチン):
ストロメクトールの成分イベルメクチンは、
糞線虫症や疥癬の治療に使用される抗寄生虫薬です。
疥癬とは、ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる
皮膚感染症です。皮膚に赤いボツボツができ痒みを
感じるなどの症状があります。
糞線虫症とは、糞線虫が皮膚を通して体内に進入し
小腸に寄生する症状です。ストロメクトールを服用することにより
これからの糞線虫を麻痺して死滅させる効果があります。