※長文です。
北斗晶さんが乳がんを告白されたり
川島なお美さんの訃報など
連日テレビやネットでがん関係のニュースが取り上げられていました。
がん患者さんはみなさん思うところがあると思います。
最期まで女優であり続けた川島なお美さん
今さらですが本当に美しい方ですね。
闘病はとてもつらいものだったと推測しますが、辛さを感じさせないのはやはり一流の女優さん。
好きな女優さんのお仕事で輝いて
素敵なご主人に出会い、
大好きなワインやワンちゃんに囲まれて
とても幸せな人生だったのではないでしょうか。
天国でもたくさんワインを嗜んで
ワンちゃんと会えているといいな。
ご冥福をお祈りいたします。
北斗晶さんに関しては、
告知されて治療が始まるまでの
1番精神的に辛いであろう時期に
笑顔でお仕事をやりきる精神力、
本当に尊敬します。
つらい治療を乗り越えて
またあのおおらかで包容力のある
強くて優しくてあったかい
肝っ玉お母さんスマイルが見られる日を
楽しみにしています。
そして心からのエールを!(*^^*)
有名人の方が病気を公表してくれるだけで
幅広く多くの方に情報が伝わるので
とてもありがたいことです。
ただ、テレビやネットだと
誤解を与えるような内容だな~と
感じることもしばしば。
北斗さんの件ではなくて、
某チャリティーTVのドラマなど
美談にする前にもっと伝えなきゃいけないことがたくさんあるはず。
(※あくまで個人的な見解です。)
テレビもネットも商売なので仕方ないとは思いますが…
もちろん1人の女性が病気と闘った記録を伝えてもらえるのはとてもありがたいことです。
私自身は自分がガンになるまでは
ガン=死。
(なにせガン家系なもので
わが家では実際にそうでした)
世間でもやはりそのイメージが強いと思います。
北斗さんの詳しいガンのタイプなどはわかりませんが
リンパ節転移ありでも治療を受け元気にしている方はたくさんいます!(*^^*)
リンパ節転移=死ではありません!
長い闘病生活が始まるとのことだったので
抗がん剤、放射線、ホルモン治療すべてをやるのかな?(あくまで推測。)
私が自分の体験から学んだことは
病気や治療をよく知ることの大切さ。
ガン=死。怖いよ~。(←当初の自分)
ではなく、
よく知り、よく調べる。
(難しいけど)理解する。
(ほぼ無理だけど)なるべく冷静になる。
でも情報に踊らされすぎないこと!
特にネットの情報は医師ではない個人の見解も多いので要注意!
もちろん私のブログ記事も
1人の乳がん患者のぼやき程度に受け取っていただきたいです。
今だから言えることで
自分ができていたかどうかは別です。
テンパりまくりだったし
悲劇のヒロインで今思い出すとちょっと恥ずかしい( ̄▽ ̄;)
私の場合は乳がんの中でも
顔つきの悪いタイプだったので
知れば知るほど怖くなりました
でも、知らずに漠然と怖がるよりはいいと思うんです。
ネットニュースのコメントなどを見ると
本当に無知なのによく堂々とコメントできるな~( ̄▽ ̄;)
と驚くコメントがたまにあります。
とても不快なので最近は見ていません
私のガンも少数派なので
理解ない発言をされることもあります。
自分のことではないので仕方がない。
と割りきるようにしています。(*^^*)
ただ、知らないのは悪いことではないけど
知らないのに知ったように語るのは
とても恥ずかしいことだと思います。
…話が散らかってきた
せっかく自分自身が体験したことなので
ガン患者目線で
よくある!?乳がん(ガン)の誤解…?
と思うところをいくつか。
(※あくまで個人的な見解です!
気になる方は自分で調べてみて下さい)
◼乳がんは早期発見で治る。
→9割は治るそうです。
→残りの1割の方がいることをお忘れなく!
→非浸潤がんの場合はほぼ治ります。
が、ごく少数ですが
それでも見えないところで浸潤していて
何年もたってから再発する方もいらっしゃいます。
※がんの再発リスクはステージだけでなく
がんのタイプや悪性度も関係しています。
また早期発見でなくても寛解したり
うまく病気をコントロールして
共存している方もたくさんいます。
末期の状態で見つかっても
奇跡を起こしている方も決して少なくありません。
当たり前ですが、
ガン治療には良くも悪くも絶対はありません。
そもそもこの世のすべてに絶対はない!
だからこそ人生辛かったり面白かったり…
生きてる!って感じられます。
私は経験ありませんが、
ガン友さんのお話を聞くと
乳がんは治るんでしょ~とか
平気で言う人もいるらしい
過剰な心配も不要だと思いますが
もしも大切な人がガンになった時に
傷つけないためにも理解を深めましょう!
これはガンに限らず
すべてに共通することだと思います。
◼乳がんは遺伝。
(遺伝性乳がんについて
詳しくは過去記事参照。)
→北斗さんのブログにもチラッと書いてありましたが…
乳がん=遺伝。ではなく
○乳がんの中には遺伝性のものもある。
ということです。
確か乳がん全体の1~2割程度だったと思います。
身内に乳がんや卵巣がんの方がいる場合は特に注意が必要ですが…
家族や親戚に乳がん患者=遺伝性
ではありません。
女性の12人に1人が乳がんに罹患する時代なので
たまたま遺伝性でない乳がんになっている場合もあります。
正確には遺伝子検査で遺伝子変異を受け継いでいるかわかります。
遺伝子変異を受け継いでいても
発症しない場合もありますし
自分が発症第1号の場合もあります。
◼若いと進行が早い。
→若い=進行が早いというよりは
若い人は悪性度の高いガンになりやすい。
という感じ。
若くても比較的おとなしいタイプのガンになる場合もあります。
ただ、やはり若年での発症。という時点で
再発リスクを上乗せしての治療をすることが多いそうです。
◼ガンは手術すれば終わり。
→中にはそういうケースもありますが
再発、転移予防の抗がん剤やホルモン治療を受けたり
1度ガンになると再発、転移に怯えて暮らすことになります。
前向きに頑張っていたり
忘れる時間はあってもふとした時に不安がよぎるのです。
ガン患者に、手術を終えた時点での
"治ったんでしょ~?"は禁句です。
◼胸が大きいと乳がんになりやすい。
→乳腺が多いという意味では
なりやすいかもしれませんが、
胸の大きさ関係なく乳がんになります。
男性もまれですが乳がんになります。
◼トリプルネガティブ乳がんに関して
これは私自身がたまに誤解されてるな~と感じることですが
トリプルネガティブは種類というよりは
ガンの原因として現在わかっている
ホルモン2種とHER2の発現がないものは
すべてトリプルネガティブに分類されます
わずかに発現していても、
一定の数値に達していないと
トリプルネガティブに分類されます。
なので私は
トリプルネガティブ=乳がんその他。
と解釈しています。
つまり、原因不明。
ホルモン陽性やHER2陽性の方が
ホルモン剤もハーセプチンも効かなくなったところからのスタート。
ということです。
ただ、原因不明の乳がんすべてが
トリプルネガティブなので
その中でも予後の良いタイプがあって
自分はきっとそれだ!
と言い聞かせる療法を考案しました。
再発乳がんの場合、
トリネガでもわずかにホルモンやHER2の発現が見られるケースでは
ホルモン剤やハーセプチンを試す場合もあるそうです。
ホルモン剤もハーセプチンもしなくて
うらやましい!と言われることがありますが…
本当にうらやましいんでしょうか(*_*)
受けられる治療が多いと
その分副作用に悩まされることも増えるので大変だと思います。
もちろんホルモン剤もハーセプチンも絶対ではないことは承知しています。
自分だけが大変とも思っていません。
が、受けられる治療がある喜びを
忘れないでほしいと思います。
相手の立場になって考え思いやること。
今は亡き大好きなガン友さんが教えてくれたことです。
長くなったのでこのくらいにしておきます。
私も全然わかっていない方だと思いますが
少しでも病気に対する理解が進み
病気の早期発見や治癒、
患者の精神的負担の軽減に
人<)
しつこいようですが、
本当に…
明日はわが身。
と思って検診しっかり行って下さい!
ただ、過剰な検診や、間違った検診、
触診だけ!とか…
検診もやればいいってものでもないので
検診についても
そのうち書けたら書きたいと思います
がん関係の話は
非常にデリケートな問題なので
これまで個人的な意見を書くことは
なるべく控えてきましたが、
今回思いきって気になっていたことを書いてみました。
もし今回の記事で不快な思いをされた方がいらしたら本当に申し訳ありません。
間違いがあればぜひ教えて下さい!
長文を最後まで読んでくれてありがとうございます(^3^)/