今日は、よく聞かれること第2弾として、モデルになったきっかけについてお話ししたいと思います。


私がモデルになったきっかけは、ずばり


スカウト


です。


初めてスカウトされた時のことは、今でもよく覚えています。あれは確か、中学1年生の春休みだったと思います。


私と同じように背が高く、すらっとした体型の女友達3人と、渋谷のスクランブル交差点を歩いていました。


すると突然、後ろから「君、モデルに興味ない?」と、スーツを着た若い男性が声をかけてきたのです。


初めてだったし、みんなで顔を見合わせて「よくわかりません」と言って、ほぼ無視するような形でその場を去りました。


私は一緒にいた友達がスカウトされたのだと思っていたので、次の日学校で別の友達に

「◯◯ちゃん、昨日モデルにスカウトされたんだよ。すごいよね!」

と言いました。すると、その友達は

「私は、あなたがスカウトされたんだと思うけど。」と言うのです。


私がモデルにスカウト?

そんなことは想像もしていなかったので、びっくりしたのを覚えています。


しかしその友達の見立ては正しかったようで、
私が一人で歩いていると、よくモデルのスカウトを受けるようになりました。


スカウトされることが多かったのは、横断歩道を渡りきったあたりや、駅の階段を下ったあたり。
おそらく、スカウトマンは横断歩道の向こうや階段の上から一斉にやってくる人を見て、めぼしい子に声をかけているのだと思います。


だんだんスカウトされる回数は増えていき、13歳から15歳ぐらいのときは、渋谷や原宿に出かけるたびに声をかけられるように。


女優になりませんか?という誘いはなく、ほぼ全てモデルのスカウト。


やがて回数が増えていくうちに、怪しいスカウトと真剣なスカウトの見分けもつくようになってきました。眼差しの真剣さが全然違うのです。
真剣なスカウトの人の場合には話を聞いたりもしました。


「ウチ、◯◯という芸能事務所なんですけど、今度モデル部門を立ち上げるんです!ぜひ、あなたを育ててみたい!うちのモデル第一弾になってもらえませんか?」

そんな風に熱心に誘ってくれる人もいました。


ただ、当時通っていた学校は芸能活動が一切禁止だったので、「学校が厳しいのでできません」と言って断っていました。



すると、大抵のスカウトマンは
「卒業したら連絡ください」
「気が変わったら連絡ください」

と言って名刺をくれたので、ファイルにコレクションしていました。
(前回の実家断捨離で捨てたはず。)


「モデルになりたい」と考えた事はなかったのですが、
みんな寄ってたかってモデルにスカウトしてくるという事は私はモデルに向いているんだろうか…?


そんな思いが芽生えてきた頃、
大きく心を動かされるスカウトに出会ったのです。



↓好きなモデル達のスタイルブック