2016.1に再発転移が判明した頃、私は自分の身元や通院先や息子の連絡先などを書いたメモホルダーを作りました。

よく社員証などを入れるような、首から下げるビニールホルダー。
{3D807F5C-DC89-41EB-8D4E-3EF73CEA83FB}

やや厚地の紙に
①氏名
②住所
③血液型
④生年月日
⑤通院先医療機関名
⑥健康保険証の記号番号
⑦緊急時連絡先(長男の携帯番号)
を書いて、ホルダーに挟み込みます。
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今は、持ち歩くバッグ👜の中に入れていますが、もうちょっと病状が進んでからは常に首から下げておこうと思っています。

きっかけは、6年前に肺腺がんで亡くなった私の中高時代の親友のエピソードです。

彼女は、通院の際はいつも妹と同行していましたが、たまたま1人で通院した時、病院の最寄り駅でバッタリ倒れてしまいました。
彼女のガンは、既に脳やその他の臓器にも転移していました。
急に意識混濁を起こした時、周りにいた人がありがたくも救急車を要請し、彼女は通院先の病院へ運ばれました。
倒れた場所がたまたま通院先の病院に近かったからか、彼女の病状を良く知っている病院に担ぎ込まれてホントに良かった。

救急隊や病院の方々は、コミュニケーションが上手くとれない患者を搬送したり受け入れたりする時、患者の身元を確認するために所持品を調べることをするのでしょうか?
名前も分からず、保険証もなければどうなるんでしょう?
とりあえず治療はするものの、家族への連絡はどうとるのでしょう?

同居する家族がいる人は、当人が帰宅しなければすぐ異変に気がつきますが、私のような独居者はずっと名無しの権兵衛さんのままです。

だから、救急隊や病院関係者だけでなく、異変時に側にいた人が、このカードを見て息子に連絡してくれたら…と期待しています。
私の個人情報を表示することに、抵抗がないわけではありませんが、ことは緊急、そんな時に物事がスムーズに進むことは大事だと考えます。