来年、日本最古の巡礼の道とされる「西国三十三所」が開創1300年を迎えるという新聞記事を読んだ。

これまでは「巡礼の旅」といえば四国88ヶ所お遍路旅が頭に浮かび、白装束で歩く姿に違和感を覚えたり、何となく敷居が高いなぁ…というそんな印象でした。

でもね、
病気になったから…というか
多分、歳をとったからだと思うんだけど、仏様とか寺社へのお参りとかに、私なりに少しずつ関心が出てきたように思います。

写経や写仏にトライしたのもそうだし、なんか、ここらでちゃんと自分が生きてきた道みたいなのをしっかり認識して、自分はどう生きたいのか?って改めて考えてみたくなったというか…

新聞記事によれば、
四国八十八ヶ所は山岳信仰に由来し海辺や山中で苦行する道「辺路」が遍路になったとされ、弘法大師と共に歩く「同行二人」

一方
西国三十三所は観音様の慈悲を授かる巡礼で遍路とは呼ばないそう。
極楽浄土にいる阿弥陀如来と違い、観音様はあえて極楽浄土には行かず、33(無限の意)の姿に変えて現世で苦しむ人々を救ってくれるのだと。

うん。
死後に極楽浄土を目指すのもありがたいことだけど、私は今、この世にいる時にこそ心穏やかでありたい!と思う。

だからね。
全部回りきれるか分からないけれど、やってみようかなと思う。
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西国三十三所は、京都や奈良など近畿2府5県にまたがり道のりは1000kmに及ぶ。
関東近辺では
埼玉秩父周辺の100km範囲に点在する「秩父三十四ヶ所」や
南北関東地方の延1300kmに及ぶ「坂東三十三ヶ所」があります。

手軽で効率的な札所回りのツアーも探せばあるようですが、私はとりあえず、坂東三十三所を巡ってみたいと考えています。
比較的家から近いし、ちょっと遠い散歩🚶‍♀️っていう感覚で始めてみようかと。
手始めは鎌倉辺りかな?

御朱印帳も用意してみようかな。
でも、ちょっと前に流行ったスタンプラリー的な軽いノリは論外。

大事なのは
日常から離れて自分をみつめること。
観音様に素直な心で祈ること。
そして、
観音様の慈悲の心をありがたくいただくこと。

…そういうことの繰り返しの中で、
自分の来し方、自分の行く末を思い、考え、反省し…そうやって自分の心を浄化していけたらいいなと思います。