病院から帰った今日の昼過ぎ。
突然の訃報を知りました。

テレビで海老蔵さんの会見を見ていて、私も涙が止まりませんでした。

先月末、
これから在宅療養に切り替えると彼女のブログで知った時、「もしかして、彼女はこの夏は乗り切れないかも?」と、漠然とした不安を感じたのは事実です。

でもまさか、こんなに早く旅立ってしまうなんて…

苦しい闘病中なのに、いつでも綺麗な笑顔の写真でした。
私も先週末からの熱と咳で苦しい日々でしたから、こんな体調の時は笑う気力も他人を思いやる気力も起きなくて当たり前なのに、どうしてこの人はいつでも優しい笑顔でいられるのだろう?と不思議に思っていました。

会見で海老蔵さんが麻央さんについて、「なんて言っていいか…人ではない。すごい人」と言葉を探していましたが、多分、
「神々しい」とか
「聖母のような」とか
「阿弥陀さまのような」とか、そんな人…と伝えたかったのかなと思います。

部位は違うけれど同じ癌患者として、彼女のブログを読みながら、彼女のひたむきさと明るさと強さに励まされた10ヶ月でした。

あんなに幼いお子さんを残して旅立たざるを得なかった麻央さんの、後ろ髪を引かれるような想い…
さぞや心残りであっただろうと想像するだけで胸が痛みます。

東京は梅雨の合間の青空。
全ての痛みや苦しさから開放された今、この晴れやかな空のように、全開の笑顔でご家族をみつめていらっしゃることでしょう。

小林麻央さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。