昨日のこと。

たまたま二階のベランダの窓を見ていて、網戸と窓ガラスの汚れに気がついた。
普段拭き掃除は苦手な私ですが、暖かい季節は水仕事がむしろ楽しい時もありますよね?
そんなわけで、雑巾を手にせっせと拭いていたら、ガタン!と網戸が音を立てて外れてしまいました。

「あらら…」
と、はめ直そうと手こずっていたら、ちょうど週末で帰宅していて階下にいた次男が
「オカン!どうした?」
と、慌てて階段を駆け上がって来ました。

もしや、オカンが倒れたのでは?と、心配したのでしょう。
血相を変えた次男の顔を見て、
「網戸を動かしたら外れちゃって…」
と、つい言い訳したりして。

「オレがやるからオカンはいいよ」
と、次男が手際よく網戸をはめてくれました。

週末や休みが取れる度に電車で1時間かけて、次男は私のところに帰って来ます。
病を得て1人暮らしする私を心配してのことだと感謝しています。
独身ゆえ身軽だということもあるし、帰宅すれば今のところ食事も洗濯もお風呂も上げ膳据え膳の楽ちんさが魅力というのもあるかも知れません。

正直こちらは、時々ご飯の支度が面倒になったり、次男がいなくなった後の山のような洗濯物にうんざりすることも。

でも、”見守られてる感”って、嬉しいものですね。
ほんの20年位前までは、私の方が息子のことを庇護していたのに。
心配してつい小言を言うと「だって…」と言い訳していたのは息子の方だったのに。

いつの間にか逆転してました。
”老いては子に従え”というけれど、「まだそんな歳じゃないわ」と思う反面、小さな物忘れや転倒を繰り返してるのは事実。
更に階段の昇り降りだけで荒い息をつき、嚥下障害や咳き込みも頻繁となれば心配されるのも道理です。

いつまでこうして1人暮らしが続けられるのか?は分からないけど、少しでも永く元気でいたいと切に思います。
まだまだ息子のことを心配する母でいたいです。