ちょうど1年前の昨年3月、我が家の体重計を買い替えました。
タニタの体組成計といい、体重以外にもBMI・体脂肪率・筋肉量・推定骨量・内臓脂肪レベル・基礎代謝量・体内年齢が表示されます。
数字や統計が大好きな私は、購入以来毎日計量し数値を記録してきました。
数値に一喜一憂するのも案外楽しいのですよ。

もう少し減量したいとか体脂肪率を下げたいと思いつつ、特に努力もせずに今に至るのですが、そう言えば昨秋あたりから体重が約1㎏、体脂肪率は1~2%位減ってきていました。
今思えば、ちょうど定期のCT検査で再発らしき影が見つかった頃の話です。

癌細胞がブドウ糖好きなのは良く知られたことです。
食事などで体内に入った炭水化物がブドウ糖に変わるとき、どの細胞より真っ先にブドウ糖を取り込んで増殖のためのエネルギーにするわけです。

その理屈から、糖質制限食を摂り続ければ癌細胞の増殖力が減って、癌の進行を遅らせることが出来る「ケトン食」療法というのがあると聞きました。

糖質制限食により、癌細胞が欲しがるだけのブドウ糖を得られなくなると、確かに理屈では活力が弱まると思いますが、癌細胞だって泣き寝入りはしない。
何とか代わりのエネルギーを勝ち取ろうとするわけで、それが多分、多分ですよ、脂肪部分から摂るんじゃないかと。
ここでは、医学的な正しいシステムの説明は出来ませんが、そんなこんなで癌患者は徐々に痩せていくってことに繋がるのではないかと思います。

私が何の努力もせずに、体重も体脂肪率も更に内臓脂肪レベルも減ったのは、友人からはすごく羨ましがられましたが、全然喜ばしいことじゃなかったようです。
今は体重が45㎏台、体脂肪率は20~21%ほどで推移してます。
体脂肪率の数値の下には「痩せ」と表示されます。
半年前なら「わ~い!」と喜んだことでしょうけど、今は複雑。
「これ以下にはならないで」と祈る気分です。