大家好!
中国語の『簡体字』と『繁体字』って?
中国語を学んだことがない方でも、「中国語ってどんな言語?」
と聞かれたら、とりあえず『中国で話されていることば』ということを想像されると思います。
では中国で使われている文字についてはどうでしょうか?
もちろん『漢字』ですよね!
もし書店で中国語の参考書を見たことがある方ならお気づきかもしれませんが、中国語の漢字は日本で使われている漢字とは少し違うんです。
例えば、ご飯を表す『飯』は『饭』と書きますし、本を表わす『書』は簡体字では『书』となります。文字によっては変化が大きいので、ぱっと見てわかるものと、新たに覚えないといけないものがありますね!
これは『簡体字(かんたいじ)』といって、現在中国やシンガポールで使われている、画数の少ない簡略化された文字です。
日本で売っている中国語のテキストはほとんどが『簡体字』
さて、中国語といえば一般的にはこのように『簡体字(かんたいじ)』で書かれたものを指します。日本の書店に並んでいるのも9割は簡体字で書かれたテキストでしょう。
それに対して、台湾・香港では以前からの字体『繁体字(はんたいじ)』が使われています。なのでこの地域への旅行、留学、就業などを考えている方は『繁体字』で書かれたテキストで勉強しないといけないのかな?と思いますよね。
先ほども書いたとおり、日本で売っているテキストはほとんど『簡体字』のもの。繁体字のテキストもないことはないのですが、数が少ないので自分にあった良いテキストをさがすのはちょっと大変です。
ですが簡体字も繁体字も、使われる文字が異なるだけで、文法は同じ中国語です。(もちろん地域ごとに言い回しや発音の習慣などが少し違う部分もありますが)なので、これから中国語を学ぼう、良い中国語のテキストを見つけたい!という方は、自分に合ったテキストであれば、繁体字にこだわる必要はありません!
なのでひととおり、基本的な文型、ボキャブラリーを身につけたあとで、繁体字を覚えても遅くはありません。
絶対に『繁体字』のテキストじゃなきゃダメということはない
理由その一:
テキストの手に入りやすさと、種類が多いので基本的に全体的なクオリティも高くなっている。
初級~上級まで、様々なレベルのテキストがそろっていることも魅力的。
理由その二:
文字が違うだけで、基本的な文法やボキャブラリーは同じ
理由その三:
語学留学を除くと、台湾でも大学の講義では簡体字の文章を読んだり、ビジネスの場では、中国との取引がある場合は簡体字の読み書きが必要な場合がある。
ですので、やはり中国語の簡体字を知っておいて損はありません。
以上の理由から、台湾や香港の中国語を学びたい方にとって、『絶対に繁体字で中国語を勉強しないとだめ!!』ということはありません。この点はぜひ覚えておいてくださいね!
※もちろん繁体字のテキストも探せば良いものもありますので、モチベーションの上がる、ご自身の好きなテキストを使うことには賛成です!語学は自分への投資です。楽しみながらスキルアップできるのが一番いいですよね。
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