次男だけに要領だけが良い自分は、
これまで感覚で仕事をしてきた。
「ドーン」とやって「パッ」とすれば上手くいくでしょ。 みたいな長島流アドバイスでは、
他の人たちを指導することは出来ない。
そうなった前提として、『考える』ということをしてこなかった。
「考える」ということを意識するようになって、
「考えている」つもりになっていたが、
人間というのは良く出来ていて、何回か同じことをすると、シナプスが出来上がっていて、考えずにものごとが進むようになっている。
大前研一氏の言う「脳のパターン化」が起こってしまう。
「考える」ということの重要性、その技術を学べる一冊でした。
著者:大前研一氏
■毎日、頭脳という拳銃を磨け
ハーバードの経営思想家トップ50に2冊名前を連ねるのはドラッガーと大前研一だけ。
元エンジニアの科学的アプローチで書いた本が、経営書として高く評価された。
科学的アプローチとは、人の言うことをそうですかと思わないことである。
■言われた通りに『空は青い』と覚えてしまったら、思考はそこで停止してしまう。
『空は青い』と言われて『そうか、空は青いのか』と思ってしまうのは文学的アプローチ。
『どうして?』と問いかけて、空が青い理由を探求しようとするのが科学的アプローチである。
■経済そのものはリンゴではなく、葉っぱがどこに落ちるかという複雑系に入っている。だからほとんどの問題に答えがない。
今の世の中は非線形の世界である。答えのない問題に、自分なりの仮説を立てて、答えに至るまでやり続ける。
どんな困難があっても、最後には絶対に答えに至るという、立ち向かって行く癖が必要である。
■年棒1000万といえば、世界で見れば1%もいないエリート中のエリートである。あなたはその値札に見合うだけの名札が書けるのか?
アメリカ同様、年功序列は崩壊し若くても能力がある人間は給料が高く、中高年層でも、実績を上げなくては給料が安いケースがどんどん出てきた。
これからは45歳の通過の仕方が、年収500万、1500万、5億の三通りあるということだ。
新しい世界では、ものごとの本質を見抜き、自らの力で問題を解決する力、新しいアイデアを生み出したり、新規事業を立ち上げたり、ライバル企業を打ち負かす戦略を立てる力がなければ、所属する企業からも退場を迫られる時代になる。
今年、日産の役員報酬は平均2億円、カルロスゴーンは10億。それに対しパナソニックの役員報酬は3400万円である。
ボーダレスが進む中、日本の給与制度も確実に変わる。だからこそ、今すぐに一人一人が論理的な思考回路を鍛え、くるべき世界に備えなければならない。
■思考停止から抜け出すのは『自己否定する勇気』である。
『まだ駄目だ、まだ駄目だ』という自己否定によって常にベストを求めて変革する力である。
人間というのは怠惰な動物だから、脳の使い方をパターン化してしまうと、それ以外のやり方では刺激しようとしなくなる。
しかし、発想やアイデアを生み出す思考回路を鍛えるためには、つねに脳の違う部分を刺激することが重要なのだ
<思考トレーニングの例>
・雲を見て、その五分後の姿を想像する
・◯◯が5年後どうなっているか考える。(例:携帯電話)
・社長に1分しか時間がなかったら、何を伝えるか?(「提言は1つが鉄則」複雑な問題を解決するシンプルな提言を行うトレーニング)