食べる通信7月号は、青森県田子(たっこ)町の、種子(たねこ)さんが育てた大蒜(にんにく)。
中国料理の教室を主宰している私は、1年にどのくらいにんにくをいただいているのでしょうか?
にんにくは、種まきから収穫までの期間が最も長い野菜のひとつだって、知ってましたか?
秋に種をまき、翌年の夏に収穫するまでの 9カ月!
積雪の多い田子町の雪の下で、にんにくは、凍死しないように糖度を増すことで越冬し、甘くて美味しいにんにくに成長するそうです。
厳しい環境だからこそ、にんにくはたくましく育つそうです。けれども、収穫までの期間が長いということは、自然のリスクにさらされている期間も長い・・・ということ。
種子さんは、7年前に、Uターン就農して、あえて、このにんにく作りを選んだそうです。
にんにく本来の力を信じ、過保護に育てない・・・・。これが、種子さんのにんにく作りの考え方。
環境が厳しいから強く育ち、病気にならないので農薬もいらない。、味は繊細で美味しい。
人間は自然に近いものを美味しいと感じるようにできているから・・・と、種子さん。
なんか、自分の子育てにおきかえると、耳が痛い。
息子達は強く育ち、いい味がでているかしら?
健康には育ってくれたけど・・・