イギリスでは子どもが病気をしたら「とりあえずカルポール飲ませて」と言われます。
カルポールは商品名で、一般名はパラセタモール(日本ではアセトアミノフェン)、いわゆる鎮痛剤です。いろんなメーカーが出しているので大人用のは名前が違ったりしますが、パラセタモール+カフェイン+ビタミンCとか、違う成分が混じってるだけだったりします。
私はつい薬って高い方が効く気がして高いものを買ってしまいがちですが、旦那いわく£1以下の安いやつでいいらしい。ブランド名に惑わされず成分を見ろといつも言われます。。
イギリスのスーパーでは40ペンス(100円以下)で買えます。
息子が熱がある時に、旦那が息子に抗生物質、イブプロフェン、パラセタモールを飲ませていました。
パラセタモールとイブプロフェンの違いがずっと分からなかった私。
今回旦那(元メディック・薬に詳しい)がパラメディック(救急隊員・薬のエキスパート)の友人に聞いた内容を教えてくれました。
パラセタモールの効能
パラセタモールは鎮痛剤・解熱剤で、脳の中枢に作用し、痛みのメッセージを遮断する役割をします。肝臓で分解されて作用するそうです。
なので二日酔い予防に効くんだとか。お酒を飲む前にパラセタモールを飲んでおくと二日酔いになりにくいそうです。
イブプロフェンの効能
イブプロフェンも鎮痛剤ですが、抗炎症薬です。喉が痛いとか炎症があるときはこちらがおすすめ。メッセージは遮断しないけど、痛みが脳に伝わるのを止めるドアストッパーのような働きなんだそう。
腎臓で分解されて作用します。
肝臓、腎臓と分解される場所が違うので同じタイミングで飲んでも大丈夫なんです。
頭痛や熱はパラセタモール、喉の痛みや炎症にはイブプロフェン、熱があって炎症がある場合は両方飲んでもオッケー👌
ちなみにイブプロフェンはIbuprofen (アイブプロフェン)と発音するのでイブと言っても通じません。
ちなみに、風邪の80%はウィルス感染。抗生物質は効きません。日本ではたくさん薬をくれるけど、基本は症状を和らげるためのもので、風邪を治す薬はありません。治すには自分の免疫力を使うしかないのです。
比べて、細菌(バクテリア)感染症には抗生物質が効きます。中耳炎や扁桃炎、気管支炎、肺炎など。もらった抗生物質はちゃんと最後まで飲みきらないといけません。
こんな話をしてたらなぜか迎え酒の話になり。。(私が二日酔いだったから。。笑)迎え酒は『Hair of the dog』っていうらしい。面白い表現
正式には
Hair of the dog that bit you
ですが、省略して言うそう。
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