イギリスでは7月で今の学年が終わって、9月から新しい学年が始まります。

 

 

 

プライマリー(小学校)を卒業したらセカンダリー(中学校/高校)へ進学するんですが、以前書いたようにセカンダリースクールも種類がいろいろあります。

 

 

 

 

 

セカンダリースクールの種類

 

パブリックスクール

イートン校などが有名ですが、私立の学校の中でも上位の超エリート校。寄宿制、チューター制で質の高い教育、上流階級のマナーなどが学べる。オックスフォードやケンブリッジ大に進み、政界に進む人多数。

・私立校

小人数制で質の高い教育。音楽やスポーツにも力を入れているスクール多数で、入学には受験が必要。楽器が出来ると優遇される制度もあり、小さいころから楽器を習わせてテストを受ける家庭も多い。お金があれば行かせたいのが本音だが、学費はかなり高い。

・グラマースクール

1980年までの改革でウェールズやかなりの地域で廃止になったが、イギリスでは残っている地域も多い。大学進学を考えた子向けの無料の公立学校。無料にも関わらず質の高い教育が受けられるので人気があり、入学するには受験が必要。

・コンプリヘンションスクール

公立の学校なので受験なし。キャッチメントエリアと呼ばれるエリアに入っている人優先で入学できる。中にはグラマースクールのように進学に力を入れている学校もあり、キャッチメントエリアに入るために引っ越す人もいる。進学しない子のための、職業訓練のような科目もあり。

・カトリックスクール

質の高い教育を受けられるが、カトリック教徒のみ。ここに入るために改宗して教会に通う人もいるとか。

・その他専門学校

バレーの専門学校など。

 

 

Year7(11歳)からYear11(16歳)まで5年間セカンダリーに通った後、進学を考えている子はシックスフォームという2年間のカレッジに進むんですが、セカンダリーにすでに併設されている学校もあればされていない学校もあります。シックスフォームだけ違う学校に通うこともできるそう。

 

 

我が家の近くにはシックスフォーム併設のコンプリヘンションスクールがあって、歩ける距離でラッキーなんですが、家から車で10分の距離に名門グラマースクールがあるんです。→イギリスでもトップ10に入っていて、去年はイートン校と並ぶ 成績だったとか。



私が住んでいるエリアはグラマースクールが特に多く残っている地域で、いい学校も多いんです。

 

 

数か月前まで受験なんて考えたこともなかったんですが、せっかくいい学校が近くにあるなら受験させてみたいな~という思いがムクムクと芽生え、この数か月、いろいろ調べてきました。

 

 

そしてオープンスクールがあったので、さっそく見学してきました~ニコニコ

 

 

 

オープンスクールは平日の朝あるんですけど、学校を休んで来てる子がほとんどです。うちの子は「今日はサイエンスクラブがあるから学校に行きたい」とついてきてくれず。。笑い泣き息子をやる気にさせるために申し込んでたんですけど。。なので一人で行ってきました。




2校見学に行ったんですが、いや〜両校とも施設がすごい。校庭が広いチュー




両校ともレセプションで飲み物・ビスケットのサービスがあり、始まるまで生徒の生演奏オーケストラがびっくり

 

 

 

 最初に校長の話があって、質疑応答、生徒のスピーチなどがあり、後半は学校見学。



2家族に2人ずつ生徒がついて施設を案内してくれて、いろいろ質問に答えてくれます。



Year7や8の子が案内してくれたんですが、質問にもちゃんと答えてすごいしっかりしてる。




まず驚いたのが、教科ごとのビルディングや部屋があること。




Mathの部屋、Launguageの部屋、Geographyの部屋。。と各科目で4部屋くらい部屋があり、それぞれデコレーションされてたりで素敵でした。



日本は先生が教室に来るけど、イギリスでは生徒がそれぞれの先生の教室に行く感じですよね。



いいな〜と思ったのが、全て本物を体験できること。3Dプリンターも5台位稼働してたり。。



音楽室にはチェロがありバイオリンがあり、オーケストラやコーラスに参加できたり、理科室、図工室、家庭科室も充実していました。



机上の勉強ではなく、全て体験してみようって感じの教室設計。



ドラマ(劇)のための暗幕やスポットライトがついた部屋とか、フィットネスジム、クライミング施設もあり。テニスコートも6面あり、陸上ができるアスレチックフィールドやバスケ、ラグビーのできる運動場など。とにかく広い。



こういう教育を受けられるって羨ましすぎる〜笑い泣き




息子の好きなプログラミング部屋もありました〜。こんな部屋あったら家に帰って来なくなるんじゃないの。。



 コンプリヘンションスクールも同じような作りらしいんですが、グラマースクールは一部の親の寄付金でより施設が充実してるんだとか。



セカンダリーは5学年の子がいて、シックフォームを合わせれば7学年の生徒がいるので、校庭で遊ぶ場所やランチを食べるエリアは学年で分かれているようでした。



各建物は指紋認証やカードで入れるようになっていてセキュリティもバッチリ。ランチはカフェで買ってもいいし、お弁当食べてもいいし。



どこを見ても羨ましい。私がここで勉強したいわ〜。



今度のオープンスクールは絶対息子を連れて行きたいな〜と思います。