先日イギリスの空軍100周年を記念して、ロンドンで式典が行われた。息子にエアショーを見せたいなと思って、家族で式典の様子をテレビで見た。

イギリスの空軍はRoyal Air Force、陸軍は British Army、海軍はRoyal Navyと呼ばれる。
なぜArmyだけRoyalがつかないのか・・・

名誉革命時、空軍・海軍は王室側、陸軍は政府側について敵対したため、その後陸軍のみRoyalが剥奪されてしまったらしい。エリザベス女王が所有権を持っていることに変わりはないけど、式典のやり方など旦那いわく違うらしい。

式典の中で女性が号令をかけ、軍人の動きを仕切っていた。女性が代表なのがなんともイギリスらしいニヤリ空軍は100周年を記念して旗を新しく作り、そのお披露目パレードだったのだが、エリザベス女王の前に女性が行き、「旗を新しくしたのでパレードをしてもいいですか?」と許可を取っていたのが印象に残った。
「どうしてわざわざ女王に聞くの?」と旦那に聞いたら「そりゃ女王の軍隊だから。許可がいるんだよ」とのこと。面白いな〜キョロキョロ

空軍の旗(ウィキペディアより)

最近公務が続いてエリザベス女王の具合が悪くなり、しばらく表に出られていなかったが、この日はしっかり出席されており、航空ショーの時には笑顔も見られた。エリザベス女王は戦争時、救急車両の運転手をされていたそうだびっくり

具合が悪くなられた時に、『万が一のことが起こったら』を想定してかなり大規模な秘密の訓練が行われたとニュースで見た。エリザベス女王はやっぱり今のイギリスの象徴だと思うので、いつまでも元気でいていただきたいな〜。

軍隊の制服を着た子どもたちがカメラの前でインタビューされたり映っていた時に、携帯を触っている子が数名いて、旦那が「ベレーをかぶってるときに携帯を触るな〜ムキー」と怒っていた。

ベレーはsalute(敬礼)の象徴なので、ベレーを被っている時は『タバコを吸わない・酒を飲まない・軍人らしく振る舞う』のが鉄則なんだとか。まぁ子供なんでね。しょうがないよね。

パレードは見事なもので、最後のエアショーも綺麗だった。実は、銃を持ち替えたりする所作を一人女性が間違えたとかで、インターネットでは話題になっていたらしい。旦那はそのシーンが見たくてずっと探してたけど結局分からずニヤニヤ
でも一人だけ間違えたら相当目立つから焦っただろうね〜その人。

「来年これ見に行きたいなぁ」とつぶやくと、「いや、これ100年に1回だから」と旦那に突っ込まれ、恥ずかしかった私でした滝汗