武田信子さんの『子どもへの社会的マルトリートメント』の動画を鑑賞して交流する会を友達と企画してみた。

しかも動画を観る場所は、北上市保健・子育て支援複合施設hoKkoのだんだんベンチ!

hoKkoの真ん中にある階段になぜ小さな座布団が置いてあるのか、なぜだんだんベンチと呼ぶのか不思議に思っていた。

いったいどういう使い方を想定してできたものなのか誰も教えてくれなかった。

それがある時、このベンチの所で大きなスクリーンに動画を映して観ることができると教えられた。

階段に座って動画が観れる!

天井からスクリーンが下りてくる!

なんて素敵なのかしら。

使わない手はない!

ってことで市の健康づくり課に申請書を作成して提出するという、オカンにしては面倒な手続きを頑張ってこなし、なんとか当日を迎えることができたってわけ。

誰も来てくれないんじゃないかなと覚悟していたが、6名も集まってくれた。


この動画を観るのは3回目くらいなのだが、やはり途中で涙が出てきてしまう。

次男に対して本当にひどいことをしてしまったという思いと、今現在苦しんでいる子どもたちへの思い、この2つが入り混じって涙になってしまうのだ。


動画を鑑賞したあとは、参加したみんなで動画の感想や今の思いを話し合った。


一人の方が子どもが乳幼児の時、とても育てにくかったと打ち明けてくれた。

抱っこしようとしても反ってしまい激しく泣いてしまう。

周りの人からの泣き止ませろ、みたいな視線も本当に辛かったと。

ところがある施設で保育士がいろいろ手を尽くしてみても、その子はやっぱり泣き止まなかったそうだ。

結局、保育士が何名かで話し合って、この子は何もしないで放っておくのが一番いい!ある程度泣けば落ち着くから、と言われた。

それを聞いて、自分の抱き方や育て方が悪かったのではなかったと言われたようで、とても安心したと。


さらに、参加者の一人で助産師でもあり北上市議会議員でもある優子さんが、反ってしまう赤ちゃんは緊張しているんですよと教えてくれた。

親が緊張していたり心配していたりすると、敏感な赤ちゃんはそれを察知してますます緊張してしまう。

それを言葉で伝えるだけではなく、こうするといいですよって赤ちゃんを実際に抱いてみせてあげることが大事。

そうするとお母さんもやり方を覚えて安心していくと。

不登校ひきこもりの親にも同じことが言えるなと思った。

親が子どものことを心配すればするほど、子どもは自分を否定して状態が悪くなっていく。

親が心配を手放して、ゆったりした気持ちで子どもと接することができるようサポートすること、それが今、本当に必要な子育て支援なのではないか。

サポートする人たちにもっとお金をかけてほしいねってみんなで頷きあった。


他にも、先頭に立ってバリバリ働く人だけでなく、それを裏から支える人や細やかに補佐する人も社会には必要なのに、今の教育では均一に仕事ができる人を作ろうとする。

どうしてなんだろうねという深い話もできた。




最後はみんなでこの笑顔〜😁


なんだかとっても居心地の良い場所だった〜

またこの場所で動画を観たり、おしゃべりしたりしたいな🥰

参加して下さった皆さん、本当に有り難う。

オカンが福岡県福津市に行くよ!

次男も一緒に行くよ!