さて、前回の続きをどうぞ。

拝殿前の鳥居の前でも記念写真。


ここまではうっそうとした森の中を歩いているような感じなのだが、南神門をくぐった途端に広い広場のような所に出る。

一気に目の前がぱぁ〜っと開けたような気分になる場所だ。


自然と表情も明るくなる。


オカンが手ぶりを入れながら語っているのは、御神木のこと。


10年前ここに立ったとき、拝殿前にある2本の大きな神木がまるでブロッコリーに見えて、次男と2人でちょっと笑ってしまった。

なんだかあの頃の木とは印象が違うんだけどと怪訝な表情のオカン。



するとなんと撮影に同行して下さっていた神職の方が、その印象は正しいですよと教えてくれた。

なんと、この御神木、10年に一回ぐらいの頻度で剪定していて、少し前にちょうど剪定したばかりだというのだ。

なるほど〜

10年前に次男と来たときは剪定前で枝が茂りモコモコしていたのだろう。

だからブロッコリーに見えたということか。

不思議なタイミングだったんだなと次男と御神木を見上げた。


拝殿では神様にここに次男とまた2人で来れたことを報告し感謝の想いを伝えた。

10年前は次男がまた学校に行けますようにどうか助けて下さいと何度も心の中で神様にお願いしたことを思いだす。


お参りが済んで向かったのは南神殿横のベンチ。

10年前、ここに座って2人でしばらく時間を過ごした。


腰をおろした時に見えた景色があまりにも懐かしくて、急にいろんな思いが押し寄せてきた。

胸がいっぱいになって、じわっと涙が湧いてくる。

10年前はお互いに掛ける言葉も見つからず、ただ途方に暮れてぼんやりと座っていたっけ。


行き過ぎる人たちを2人で静かに、ただ眺めていたあの時間がなんだかとても愛おしく思い出された。

あの時間は2人にとって確かに必要な、そして大事な時間だったと思う。


無事に明治神宮での撮影が終わって、監督と3人でこの笑顔。


明治神宮の中では口にしては行けない言葉もあり、追加で原宿での撮影も行った。



実はこのあと竹下通りでもロケを行ったのだが、あまりにも人がいすぎて、写真が1枚も撮れなかったというね。

さぁ、原宿と明治神宮でのロケが映画の中でどんなふうに使われるのか、楽しみだよね〜

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