怒りの感情についての昨日のブログ、次男が読んでくれた。

なので、オカンははっきり訊いてみた。

「読んでどう思った?」

「確かに表情が全く無いときあったね。」

「それってなんでなの?オカンに悪いと思ってたの?」

「何もしたらダメだと思ってたんだよね。」

次男は少し間をあけて、もう一言。

「笑うのも怒るのも、俺なんか、何もしたらダメなんだって思ってた。」

次男の答えにそうか、と言うことしかできない。

「じゃ、怒るようになったのはいいことなのかな?」

いつものように、次男はゆっくり答える。

「うん、いいこと、なんじゃないかな。」

いいことだったんだ。

次男の口からはっきりそう言われると、やはり嬉しくなる。

どんな感情も出してはいけないと思うくらい追い詰められていた次男。

追い詰めていたのはオカンや周りの環境やいろいろな事情。

今やっと少しずついい方へ変化してきた。

次男が感情を封じ込めてから、6年になる。

6年。

長いとみるか、短いとみるか。

いや、それだけの時間が必要だったという、ただそれだけのこと。

次男のサナギの時間は終盤に差し掛かっている。

古い自分を壊して新しく形づくる。

サナギの時間を経て、次男はどんな風に変わっていくのだろう。

オカンの楽しみは増えるばかり。