日曜日に居酒屋GYOTENさんを会場に、無事スナック誠子は開催された。
何年もご好意で無料で場所を貸してくださっているナガオカさんには感謝しかない。
今回は岩手県内から4名、県外から3名もの方が参加してくださった。
しかも北上市からの参加は0という初めてのことが!
(こういうの関係人口って言うんですよね?北上市さん!)
一杯目の青いドリンクで乾杯して自己紹介をしていたら、やさいやねこのて星さんがお弁当を届けてくれた。
星さんはお弁当にスナック誠子の似顔絵シールを貼ってくれたり、メニュー表に私たち親子の似顔絵を描いてくれたり、と毎回楽しい工夫をしてくれるんだけど、今回は!
お店の入り口で「いらっしゃい」と声をかけるオカンの笑顔のイラストが〜🥰
気になるお弁当の中身はこちら。
蓋を開けた瞬間、色とりどりで見た目も美味しそうだよね。
もちろん食べても美味しかった。
お肉が使われていないって信じられないくらいボリュームもしっかりあって、みんなあっという間にたいらげちゃってたくらいよ。
コーヒーはいつものスノードロップさんの自家焙煎豆、スィーツはワラタネスクエアのピアスタッフNさんが作ってくれた紅茶のシフォンケーキ!
ふんわりと膨らんでいて、紅茶の味と香りが優しくて美味しかったのよ〜
オカンは本当に不器用だから参加した皆さんに切ってもらっちゃったのだ😁
自己紹介のあとは、みんなの近況などを話してもらって、まったり〜な感じ。
今回はこんな穏やかな感じで終わるのかなって思っていたら、ブログ繋がりでやっとスナック誠子に来てくれたことりさんが面白いお題を出してくれた。
みんなの夢はなんですか?って!
さっそく手を挙げてオカンのやっているような場所をやってみたいんですと言ってくれた人。
ヨガのインストラクターの資格を取るんですって教えてくれた方。
みんな、やりたいことあるじゃん、いいね!いいね!って雰囲気のなか、一人の方がゆっくりと話し出した。
普段は子どものことで辛いとか思わなくなっていたのに、子どもが小学生の時の同級生の親と久しぶりに会ったら、急に周りの子たちはみんな立派になっているのに何故うちの子だけこんなことになっているんだろうという思いが湧いてきた、と。
彼女は辛くて苦しくて、と言いながら両手で顔を覆ってしまった。
他の参加者も目を赤くしている。
皆さん、どうですか?とオカンが声を掛けるとみんなが口々に「気持ちわかるよ」「同じですよ〜」と。
すると顔を覆っていた彼女がぱっと手を挙げて、「今したいことは家から出ることです!」と宣言したのだ。
子どもと一緒に家にいると辛くて仕方がないから家から出たいのだと。
これにもみんなから「いいんじゃない」「やってみれば」と応援の声が掛かる。
心に蓋をしなくていいんだよ、なかったことにしなくていいんだよ。
こんなに辛いんだね、ずっと我慢していたんだね私って自分をヨシヨシしてあげてよ。
ことりさんがそんなふうに言ったら、また別の方が声をあげた!
自己紹介で息子さんが糖尿病で緊急搬送されたという話をしていた方なのだが、退院後、息子さんが通院しないことが心配で、心配でたまらない。
心配しないで自分のことを大事にしてって言われても心配してしまうし、救急車で運ばれたり入院したりしてお金がたくさん掛かってるんだから、もう入院しないでほしいという、心からの叫びだった。
あ〜それもわかるよ、とみんな。
そんななか、Tさんが冷静に話し出した。
「救急車を呼んだのは自分、お金を払う決断をしたのも自分、だからお金が掛かって困るというのは違うのでは?
救急車を呼ばないという選択肢もありますよ。」と。
心の叫びをあげた方は『え?』という顔だったが、ことりさんとオカンは深く頷いていた。
Tさんの言ったことこそ、自分と子どもを分ける、境界線を引くということ。
子どもの命が危険にさらされたとき、なんとかして助けたいと思うのは親なら当たり前。
しかしそれも親の思い、生きていてほしいという親の勝手な願いでしかない。
子ども本人は果たして本当に親の願うように生きていたいと思っているのか。
死んでもいいというのではないけれど、生きる、死ぬという選択まで子どもに任せる、それが信頼するということではないだろうか。
そこができるようになれば、親も子も気持ちが本当に楽になる。
とはいえなかなか難しいよね〜とみんなで言い合った。
最後はやっぱりみんなで笑顔🥰
今回は今までになく深い話ができてめっちゃいい時間だった。
本音が言える場があるって本当に大事だよね。
オカンが何も言わなくても他の参加者がいいこといっぱい言ってくれて、名言出まくりのスナック誠子だったよ。
次回のスナック誠子は11月24日、10月はお休みだから参加希望の方はお気をつけてね。
みんな遊びに来てね!
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS9T2DVCS9TUTFL004M.html