上矢印昨日は子どもの環境は、少しでも偏差値の高い高校へ行き、高い目標を持った子と切磋琢磨することで、自然と子どもも高みを目指すからいいのではということを書きました。



ゆーちゃんとひーちゃんはそれで伸びました。



しかし、それだけがいい環境というわけでもありません。



ゆーちゃんとひーちゃんにとってはよかったのですが、あーちゃんにはそんな環境はきっと合わなかったでしょう。



あーちゃんは、誰かと必死に競って伸びる子ではありません。伸びるどころか、自信をなくして潰れてしまうかも。



あーちゃんは

「すごーい。すごいね。」

と褒められて、チヤホヤされていい気分になって伸びるタイプです。



高校では声楽をしている子はいませんでしたから、高校にライバルはいませんでした。

コンクールには出場していましたから、競う事ももちろんしてきましたが、学校は穏やかに過ごせました。



学校の友達がライバルだったら、苦しかっただろうと思います。



コンクールで賞を取って帰れば、高校で褒められますし、いい気分でした。

あーちゃんにとっては、高校から音楽科などがある芸術コースに進まない方が正解でした。



大学も国立大学教育学部の音楽科に進んだのですが、チヤホヤされて伸び伸びと力を伸ばしていきました。



東京芸大や愛知県芸大に進んだ方など、高校まで素晴らしいと褒められていても、大学ではみんなが素晴らしいので、大学では自信をなくしたり、その他大勢になって埋もれたりする人が多数いるそうです。演奏会も選ばれた人のみだから、出場出来ない人もいるそう。



あーちゃんは、埋もれたりその他大勢は合わないから、教育学部の音楽科で力をつけ、演奏会にも出場した方が合っていました。



切磋琢磨する環境がいいのか、

敢えて切磋琢磨せず伸び伸びと伸ばす環境がいいのか、これは正解がないですねえ。



その子に合う環境が、バッチリハマれば伸びると思います。



あーちゃんは切磋琢磨しない環境、

ゆーちゃんとひーちゃんは切磋琢磨する環境で

伸びました。