今や配信が主流になりつつあって、もうほとんど用無しかと思っていたけど、それでもまだ需要はあるようで、、、
円盤、つまりDVDのことです
作った動画をDVDに落とすというのは、簡単なようで意外と問題の多い作業なので、ここに今回の作業で失敗したこと、学んだこと、「俺みたいになるな!」というしくじり教訓を書き留めておこうと思います
作業環境
iMac(Retina 5K, 27-inch, 2020)
macOS Big Sur
Adobe Premiere Pro 2021
Adobe After Effects 2021
Toast 19 Titanium
4KビデオからDVビデオに
素材は4K(3840×2160)もしくはFHD(1920×1080)で撮ったものを編集したビデオで、これをDVD(720×480)に落とすわけだけど、普通にPremiereからプリセットの「NTSC DV ワイドスクリーン」を使って書き出せばいいのかと思ったら、これが大間違いでした
PremiereやAfter Effect上で加えた編集やエフェクトの一部がうまくレンダリングされなくて、例えばSEやグラフィックが飛んでしまったり、トランジョンのタイミングがずれてしまったりするのです
しかも、「正常にエンコードされました」と出るにもかかわらず、書き出された映像は途中でプッツリ切れてしまっていたりして、ぜんぜん「正常」じゃないのです
設定をいくら変えてやってもダメで、これには困りました
原因はわからないけれど、4K→4Kもしくは4K→FHDのエンコードでは何の問題もなかったので、編集したビデオを直接書き出すのではなく、一旦mp4に書き出したものからDVD用に落とすことにしました
[対処法]
本来、Primiereで編集したシーケンスから直接エンコーダーに書き出せばそれでいいはずなのに、それがどうもうまくいかないので、一旦シーケンスをビデオに書き出します
[H.264]→[ソースの一致・高速ビットレート]
なるべく劣化が少ないように「ソースの一致」を選びます
こうして書き出したビデオをソースとしてあらためてシーケンスに貼り付け直します
これでこのシーケンスはエフェクトをレンダリングする必要がなくなったので、エンコードの負荷が少なくなり、書き出しエラーもなくなるはずです
ところが、エフェクトのエラーはなくなったものの、エンコードの途中終了問題はこれでもまだ解決せず、、、
プリセットの設定をあれこれいじってみた結果、以下の設定でやっと問題解決することができました
ここにいくつか設定の変更を加えます
オーディオを「MPEG」に変更、
マルチプレクスを「DVD」、
ビットレートタイプを「可変」に
これでやっと正しくDVD用のMPEG映像を書き出すことができました
結局、原因ははっきり分からないままですが、オーディオの出力設定を変更することで、今回はうまく行きました
もしも同様のエラーで困ったら、以上を参考にしてみてください
DVDオーサリング
オーサリングは定番のToastを使います
バージョンは変わっても使い方はほぼ変わらず
気をつけるのは、再エンコードを「切」にすること、それ以外は初期設定のままで大丈夫のはずです
〓ちん〓