かごバッグリペア② | Chimyan's Workshop Blog

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こんにちは YUKIです
 
バッグリペアのご紹介も6回目!
かごバッグ2つ目です
 
完成後のお姿
 

 
かなりの力作となりました☆
カーブした入れ口に合わせた内袋と、新しい持ち手を作りました
 

 
 
元のお姿
 

 
手前は、赤いチェックの巾着袋で、このバッグの内袋として付属だったとのこと
このお色以外にも、ドット柄と小花柄との3種類の内袋付きのかごバッグでした
 
気になったのは、何といっても入れ口脇の破損・・・
そして持ち手のくたびれ感です
 

 
こちらのバッグさんとも見つめ合い、長考・・・
 
かごを編む、なんて技術も知識も持ち合わせていない私が出来ることといえば、、、補修?
 
ということで、
 
麻布のバッグのマチに使った、丈夫な8号帆布の切れ端を使って、破損部分を補強兼補修!
あえて縫い合わせることはせず、ボンドで適度に固定しました
 
この「適度に」が大事だと思っています☆
 
というのも、こちらのかごバッグは、麦わら帽子のように細く編んだ紐をぐるぐると縫い合わせている構造で、荷物を入れると重さで形が変わってしまうのです
 
なので、しっかり固定してしまうよりは、多少の遊びが必要だと判断!
とはいえ編んであるかごなので、破損部分から今後、緩んでしまう危険性もあり、覆うだけではなく、ボンドで留める選択をしました!
 

 
実際の破損は片方だけでしたが、バランスと今後を考えて、両側に補強&補修を施しました
 

 
内袋は、かごの形に合わせた独特のフォルムで完成♪
 
そもそも内袋が付属していたかごバッグだけあって、バッグの内側は、荷物が引っかかりそうな素材の飛び出しなど、なかなか荒れ模様でした☆
入れ口脇の補修跡を隠すためと、バッグ自体の使い勝手をよくするため、さらに荷重を適度に受け止めるための、内袋です
 
 
内袋を留める位置と、新しい持ち手を付ける位置を慎重に検討しながら、決まったところで、既存の持ち手を外しました
 
持ち手を固定していたカシメと、補強のために入っていた金属の板が、経年劣化で錆びついており、かごに穴が開いてしまった状態だったので、こちらもボンドと布で補修です
 

 
バッグさんと目が合ったっぽい(笑)
(;'∀')
 
 
新しい持ち手は、同じく8号帆布の余りで作りました♪
持ち手の素材は最後まで悩んでいたのですが、当てて見たときに、帆布の生成と内袋のこげ茶と、かご本体の渋いナチュラル色とのコントラストが素敵でしたので、帆布で決定♪
(*^^*)
 
持ち手は、既存に倣ってカシメで固定しました
錆びにくいように、裏の補強はレザーです
 
トグルボタンを通す紐も、内袋と同じ生地で作りました
 
 
エピソードを踏まえて、もう一度、完成のお姿
 
 
いいですね♪
 
写真では分かりませんが、かごの緩んだところも直していたりします☆
 
シンプルかつナチュラルな色のグラデーションで仕上げた結果、どんな色柄の服装にも合わせやすい、素敵なバッグに生まれ変われたのではないかと思っております♪
 
ご依頼主様からの評価も上々♪
元のバッグの印象がガラッと変わって、また使っていただけると嬉しいなぁと思います
(*^^*)