Chimyan's Workshopへようこそ!
こんにちは YUKI です
先月のことですが、親戚から自宅で採れた「ガーデンハックルベリー」が大量に届きました。
( ̄▽ ̄;)
私にとって「ハックルベリー」は、
トム・ソーヤの友達のハックルベリー・フィン。
「MOON RIVER」の歌詞の「My huckleberry friend~♪」。
ぐらいの認知度だったんですが。
頂いたのは、「ガーデンハックルベリー」でした。
拡大。
大きさは1~1.5cmくらいの実で、パッと見は「ベリー」なんですが、調べてみますと、実際は「ナス科」のお野菜。
本物の「ハックルベリー」に似ている、というだけで「ガーデンハックルベリー」という名前になった、という・・・。
(-_-;)
でも「ナス科の野菜」と言われれば、確かにナスっぽい(笑)
(^▽^;)
『アメリカでは日常的に親しまれていて、ブルーベリーの代用として使われる』と、様々なページの解説にありますが、たぶん、この説明は、果物のハックルベリーを指していると思われます。
果物のハックルベリーは、甘酸っぱいそうですが、ガーデンハックルベリーは何の味もなかったです(食べてみました☆)。
ベリーというよりはむしろ、「植物」という草っぽい味。
(;´Д`)
それでも、「アントシアニン」がブルーベリーの約4倍、というのは事実のようで、健康食品としては良いですよね♪
ジャムにすることで、その草っぽい味や風味を紛らわせることができる、ということのよう。
ということで、いろんなページを参考にしながら、ガーデンハックルベリーのジャムを作りました。
(*^^*)
材料と作り方は以下の通り。
ガーデンハックルベリー 2kg
グラニュー糖 1kg
レモン 2個
1、ガーデンハックルベリーの枝とヘタを取り除き、よく洗います。
2、鍋に、ガーデンハックルベリーとグラニュー糖を入れ、レモン果汁2個分を加えます。
3、ハンディブレンダーで、ハックルベリーをつぶします。
4、火にかけて、灰汁を丁寧に取ります。
5、煮詰めて、鍋底にヘラで道を作ることが出来るくらいのトロミがついたら、完成です。
ハイ。
ざっと書きましたが、こんな感じです。
ガーデンハックルベリーで、おそらく一番の問題は、灰汁。
灰汁が、すごいんです。
煮ている間も、いつまでも出てきます(笑)
果肉の皮がしっかりしているので、潰さないと、いつまでも灰汁が出切らないことが分かって、ハンディブレンダーで先に潰す、という選択肢になりました。
ミキサーで潰している人もいましたね~。
(・。・)
灰汁を取るために、先に、重曹とともに煮こぼす、という手法を取っておられる方もいました。
「煮汁が緑色に!」という実況がたくさん(笑)
私も、ガーデンハックルベリーを扱うのは初めてだったので、緑色の灰汁が出るのかと思っていたんですけど、あの緑色は、アントシアニンと重曹とが化学反応を起こした色だということが分かりました。
なぜって、重曹入れずに煮こぼしたら、煮汁は紫色のままでしたから。
(-.-)
結果、煮こぼさずに、とにかく丁寧に灰汁を取りまくる、という決断になりました。
レモン果汁ではなく、レモンを選んだのは、少しですが、レモンから「ペクチン」を煮出して加えてみよう、と思ったからです。
ペクチンは、ジャムに加えられる食品添加物のひとつで、いわゆるジャムのとろみをつける「増粘多糖類」。
食品添加物として売ってもいますが、柑橘類の薄皮と種から煮出すことが出来ます。
果汁を絞った後のレモンの、薄皮と種を小鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて、コトコト煮出します。
それを加えてみましたが・・・ガーデンハックルベリーの分量との割合が合わなくて、トロミをつけるまで至ったのかどうか不明(笑)
(^▽^;)
そして、皮と種を濾している人もいましたね。
確かに、とくに種がすごく多くて、小さいくせに渋いので(笑)、濾してしまった方がすっきりと食べられる気もします。
でも濾すのも大変~~☆
結果、皮も種もそのままで、ジャムとして仕上げました。
ガーデンハックルベリー自体の独特の風味に、味は砂糖とレモン果汁の味がほとんど。
でも、めっちゃ「紫色」の、目に良さそうな(笑)、ジャムが出来ました♪
ただ、今回は様々な事情があって、かなり大量のガーデンハックルベリーを一度に頂いてしまったので、思った以上の重労働になってしまいましたが、、、
ジャムだからと、グラニュー糖を使用しましたが、これをきび糖やてんさい糖でジャムにしたらどんな風味になるのかなーと思っていたりします。
また、コレをちみゃんずのお菓子に使ったらどうなるのかなーとか考えていたりもします。
自分にとって新しい食材は、色々な勉強にもなり冒険にもなり、なかなか楽しいです♪
(*^^*)