
イギリス南部の田舎に住んでいます。
夏休み後半のシチリア旅行。
⇩タオルミーナ編
カターニアに移動するため、
またタオルミーナの駅に来ました。
ほんと、美しい駅です。
電車も綺麗で正確で、羨ましい。
(イギリスも落ち着いてはきました。)
カターニアに着いたら、ここも落書きだらけ。
ボローニャの落書きまみれよりはマシですが、
歴史ある美しい建物たちに
よくもまぁ、落書きしまくれるよねと呆れます。
カターニアは国際空港もあり
小さな街ではないですが、
観光名所の数は少なく
頑張れば一日でほとんど制覇出来ます。
(開館時間に振り回されたり
暑過ぎたりで、途中で諦めましたが、、)
ローマ時代の劇場跡。
この古代劇場は溶岩で埋もれてしまい
その上に街が出来たので、
街の地下に眠っています。
しかし、遠足でここを探検に行った子供たちが、
まるで神隠しのように帰って来なかった話には
ビビりまくりました。
ベリーニ劇場。
モーツァルトばりの神童だった
ベリーニのお墓はパレルモで見かけましたが、
カターニアの出身なのですね。
チラッとしか覗けなかったドゥオモ。
翌日はエトナ山へ。
エトナ山は活火山なので、
7月に始まった噴火のために
残念ながら2,800Mから上は入山禁止。
久しぶりの山登りは叶いませんでした。(地獄)
ベースキャンプからは、
以前の噴火で流れてきて固まった
ゴツゴツの溶岩の中を
こんなかっこいい車で
2,800Mまで上げてくれます。
これ以上は規制で登れないので、
ここから歩いて下りながら
昔の噴火跡(クレーター)を巡ります。
ガイドさんは
雰囲気や話す内容、英語の上手さから
知的な美人だなと思っていたら、
生物学者さんでした。
(溶岩の空洞で苔の解説をするガイドさん)
噴火の後、焼け野原になった溶岩跡から
どのように森が再生していくのか、
わかりやすく解説してくれました。
それが、実に楽しかった。(天国)
新しい溶岩はまだ真っ黒。
そこに風で胞子が運ばれてきて
まず、苔が生えます。
たぶん、苔の水分を分けてもらうの
でしょう、そこに同じく風で運ばれてきた
種子が芽生え始め、
苔の周りにパッチのように
ところどころ草が生え始めます。
まだまだ乾燥しているので、
たまに降る雨を体に溜め込むよう、
適応しながら。
ここまでになるのに数十年以上。
そして、数百年以上かけて森になっていきます。
草の生え方の状態からも、
溶岩の年齢がわかるという訳です。
不毛に見える溶岩は、実はミネラルの宝庫。
なので、エトナ山の山麓にはたくさんの
ワイナリーがあり、有名ですね。
溶岩はホテルも畑も呑み込み、
大きな被害を与えますが
恵みも与えてくれる、まるで
破壊と創造の神のような存在です。
火山灰は、冬にエトナ山に降った雪を
保存もしてくれます。
冷蔵庫が存在しなかった時代は
この雪を売って生計を立てていたそうです。
グラニータ(シチリアのシャーベット)の
誕生秘話は、この雪を運ぶときの偶然にありました。
ちなみに、シチリアではブリオッシュに
ジェラートを挟んで食べるのですが、
(これがまた合わない!笑)
貧しくて食べるものがないとき、
パンにグラニータを挟んで食べたのが
始まりだそうです。
涼しかった山の上から
酷暑の街に戻り、食事へ。
カターニアの食事の外れ度は
半々という感じでした。
最初の夜、ホテルのお勧めのレストランで
やはり外しまして、気晴らしに街を歩いたら、
とあるレストランが招いていた
ミュージシャンのお二人の演奏が素晴らしくて。
ここで食後酒を飲むことにして、
真夜中まで聞き惚れていました。(天国)
外に置かれたたくさんのテーブルは満席。
通りがかりの人まで立ち止まり、
曲が終わるごとに大喝采。
個人的には
オペラはイタリアで聴くのが最高
と思っているのですが、
今回は計画しなかったので
見事な代わりとなってくれました。
あまりに素晴らしかったので
名刺をもらって帰ることに。
建物だけでなく、
日常に芸術が溢れているのが
ヨーロッパ文化の奥深さだなと
いつも思います。
今回の旅で一番まともだったパスタ
in カターニア。
ラップに包まれて登場しました。
これはちゃんと美味しかった。
食事はあまり期待出来ないけれど、
観光は抜群に面白く、自然豊かなシチリア。
街が汚いので(失礼)
インスタ映えがしにくいからでしょう、
観光客の押し寄せ度はそれほどではありません。
そこそこ混んではいますが、
混みすぎてまではいないので、
のんびり観光できます。
だからか、なんとなく素朴で癒されます。
なので、嫌いになれない。
ただし、夏は暑過ぎ(まさに地獄)。笑
南下してきたら食事の質が少し上がったし、
まだシチリアの上半分しか周ってないのに、
わかった気になるのもおかしいし。
だから、残り半周もいつかしてみたい。
シチリアで最も美しいと言われる
シラクーサ観光が、特に楽しみです。
⇩クリックして頂けるととても喜びます![]()
ヨーロッパランキング














