夫はイギリスに帰り、

私が東京に帰る便は少し先だったので

パリに一人で残りました。

何せイギリス入国禁止ですから...


一人パリ、2日目の夜。

夕飯を食べにレストランに行こうと、

買い替えたばかりのiPhoneを片手に持って見ながら

一人で歩いていました。


(このホテルを出て少し歩いたところで、被害に遭いました。)


パリは治安が悪いからと

盗難防止のため、新しいiPhoneのために

発注したストラップが

パリに出発する日までに届かず、


追跡機能が発達した最近は

盗難が減っていると聞いたので(嘘でした)、

ストラップの代替品を買いにも行かず、


今回だけ気をつければいっかと

パリに来てしまっていたのに、

何日か滞在して大丈夫だったからと

iPhoneを見ながら歩くという油断。


夫と一緒に歩いていたから大丈夫だっただけで、

一人のときは警戒すべきことを忘れていました。


歩いていると、突然、長身の黒人に

後ろから、手に持っていたiPhoneを

叩かれて奪われました。


キャー!!

私のiPhoneが盗まれた!

捕まえて!


と大声で叫びながら、走って追いかけましたが

犯人は足が速く、とても追いつけません。


諦めて盗まれた地点に戻り、

iPhoneがないと丸裸になったも同然で

本当に何もできないんだという

無力感に苛まれながら、


警察はどこか教えて欲しいと

通行人に助けを求めていたら、


突然、スクーターで男の子が現れて、


マダム、

これ、あなたのiPhoneですね?


と届けてくれました。


驚きと感動のあまり、

思わず、男の子に飛びついて、


ありがとう、ありがとう、

本当にありがとう。


良かったですね!

じゃあ、僕はこれで。


と、颯爽と走り去ろうとしたので

粘って名前と連絡先を教えてもらい、

男の子はブ〜ンとスクーターで消えていきました。


アルジェリアからの移民の男の子でした。


10分以内の短い出来事。


私には奇跡としか思えず、

取り返してくれた男の子への

感謝でいっぱいだったのですが、


親からは

タイミング良すぎない?

そんなに簡単に取り返せるもの?

コンビってことはないの?

と斜め上すぎるコメントが来るわ、


夫からは

短時間だから大丈夫だろうけど、

カード情報とか抜き取られてないかなぁ

とギョッとするコメントが来るわ、

今のところ大丈夫そうです


考え込んでしまいました。


また、今回は奇跡的に返ってきたけれど、

もしも盗難が成立してしまった場合

どうするのかについても調べて、


iPhoneは

機内モードにされてしまうと

追跡出来ないと知り、愕然。

(取り返してもらったiPhoneは既に

機内モードにされていました。)


たとえ1秒でも、

見ず知らずの他人の手に

iPhoneが渡らないようにすることが大切ですね。


ちなみに、怪我をしたのを機に

前のiPhoneはストラップで体に繋げていました。

なので、ひったくりの心配はありませんでした。


⇩コレです


なんちゃってシャネル感が

とてもお気に入りで(笑)

夏は白、冬は黒と

毎日使っていたのですが

2年近く使ってさすがに飽きたのと、

iPhone15には対応していないので

別のものを注文しました。

この注文がパリ出発に間に合っていれば...


新しいiPhone用に買ったストラップは

簡単に取り外しができるものなので、

ロンドンで油断して外して

同じ目に遭わないよう、気をつけます。


体にかけるストラップほど大げさでなくても

手や、手首に引っかけるものがあるだけでも

抑止にはなると思います。


私の失敗が、どなたかのお役に立てば昇天


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