イギリスに住むようになるまでは
イギリス＝ロンドンのイメージしかなく、
華やかなロンドンに憧れていたので
色々と不便な田舎で暮らすのは
嫌だったのですが、
だってヒースローが遠くて
のどかな田園風景が広がる
イギリスの田舎はとても美しく、
田舎に家を持つことは、
イギリス人の憧れなんだよ
と、連れに
繰り返し言われることの意味を
理解するようになってきました。
確かに、
うちの田舎の周りも美しいから。
（毎日の散歩道から見える風景。）
（近所の川。）
昔から、
貴族や富裕層は田舎にカントリーハウスを持ち、
ロンドンの自宅はタウンハウスと呼びます。
ロンドンなどの都会は働く場所。
週末は田舎で過ごし、働く必要がなくなったら
生活の大半を田舎で過ごすのが理想。
エリザベス女王も平日はバッキンガム宮殿で
執務をこなし、週末はカントリーハウスで
過ごされていました。
お城がたくさんあるから、行く場所たくさん。
ネットフリックスの
「ブリジャートン家」シリーズ２では
舞台が、一家のロンドンのタウンハウスから
カントリーハウスに移っていましたね。
なので、
イギリスの田舎にはあちこちに、
たくさんの古い豪邸があります。
地震がなく、石造りで長持ちするので
築数百年など、ザラ。
そういった豪邸で
維持できなくなったものは
ホテルに改装されていたりするので、
そういうホテルに泊まるのが
私の楽しみになりつつあります。
さて、私は普通の人ですから
イギリスの富裕層のことは詳しくないので、
自分たちの階級に話を下ろしますと。
ロンドンか田舎。
どちらかにしか家は持てませんので
連れもロンドンのフラットは貸してます
田舎に住んでいる場合、
ロンドンでは
自分の属性に応じた会員制クラブに
入り、そこに泊まります。
ホテルに泊まるよりも安いからですが
ロンドンに行く頻度が高くない人などは、
会費を考えると割に合わないので
クラブには入らず、ホテルですね。
興味深いのが、クラブの宿泊料。
週末よりも、
平日の方が高いのです。
田舎に住んでいる人が
仕事でロンドンに来たときに
泊まる需要の方が高いので、
平日の方が値段が高い。
東京にも会員制クラブはありますが、
数えられるほど。それほど少ない。
一方、ロンドンにはたくさんあります。
話が逸れてきましたが、
私にとっても、イギリスは田舎が最高。
どちらかにしか住めないなら、
ロンドンよりも、田舎を選びます。
憧れは南東部で、もっとロンドンに近いところだけど。
でも、お上りさんとして
観光気分で訪れるには
ロンドンは楽しい場所であり、
華やかで、憧れの場所であることに
変わりはないです。
コロナで家から働けるようになり
ロンドンから田舎に引っ越した人が
大量に出たため、田舎の不動産の
値段が跳ね上がりました。
ただ、
イギリスも、田舎はネットの
インフラが悪いので、
苦労した人も多いはず。
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