相変わらずジムに通ってはいるが特に「腹が割れる」、「体重が落ちる」などと言った「心躍る効果」は一向に見られない。ただ、ランニングの距離が3倍に伸びたりベンチプレスのウエイトが増えたりの変化はある。まぁこの程度を数年繰り返したところで結局は予定通り「パーフェクトモッチリオヤジ」として仕上げってしまうだろう。。カウントダウンはすでに始まっている。

それはそうと最近ジムで「ガス」が発生している。
4,5年前のレゲエブーム真っ盛り期にはクラブはもちろんのこと、街なかや他ジャンルのイベントでもラスタカラーやジャマイカ国旗カラーのジャージやニット、スカート、スニーカー、タオルなどを身に着けている若者を多く見かけた。それが今ではド●キーなどで激安販売されているのを見かけるのみとなってしまっている。街やクラブではほとんど見ない。流行とは恐ろしいもんだ。

しかし、流行ってない、要するに「ダサい」と思われて着られなくなった服でも「モノ」的には破けたり穴が空いている訳ではないのだから簡単にポイっと捨てることは出来ない。「まだ着れる、でも外には着ていけない。。」最後に洗濯に出されてからそのままリビングに放置されているラスタカラーのラインが入ったジャージ。そんな光景が目に浮かぶ。

推定するに4,5年前にラスタカラーの服を着ていた若者たちは現在22~25歳ほど?。そのお母さん方は45歳~50歳位か。子供に手もかからなくなって午前中くらいは自由な時間のある年代、さらに「たまに20代に見られる」など言う暴力的な発言を平然と発する事が出来るほどの強靭な心臓も持っているお年頃だ。リビングに放置されたままの娘の服はガラさえきにしなければソレは本来立派なジャージである。もとより20歳以上のサバを自己申告出来る様な輩なのだからラスタカラーの3本線なんて気にするどころか、むしろフェロモンが発射出来る飛び道具の一つとして装備しまうのだろう。若干、横腹辺りの「ぷよ率」が標準的「ぽっちゃり」よりも高めではあるにしろ、そんな派手な服装をしていれば後姿はOBスレスレでセーフのB-GIRLもどきに見えなくもない。(ってこともない)

俺がジムに行くのはお店の出勤前の10時~12時の間。周囲の視線を全く気にせずに雄たけびをあげながらベンチをあげるマッチョンチョンと、時間を持て余した老人、そして40代~50代の主婦が多い「いいとも前」の時間帯だ。その中で今にもはち切れんばかりのパンパンに伸びたジャージを着た50代前後のラスタ婦人が世間話をしながらウォーキングをしている。まだ3回、そのうち2回は同じ人だから合計2人にしか遭遇していないにしろ、あまりにもパンチが効きすぎていた為にその印象は動物園で初めて象を見たとき並に残っている。しかも一人はラスタカラーの短いスカートで下に黒のスパッツを履いていたのだ。俺は思わず手を上げて意見を言いたくなったが、誰もがそのやり切れない気持ちを胸に仕舞い込んでいるのだと理解し大きく深呼吸をして自分を抑えた。何故か若者がソレを着るよりもインド象が装着した方が、ガタイが大きくパンパンな分だけハレンチに見えてしまう。それがどことなく周囲の風紀を乱している感があるのだ。良い意味では服のリサイクル。しかしジム内では環境汚染とも言えるべきモンモンガスが発生し、確実におじいちゃんの股間を刺激していると思われる。おじいちゃん以外にはお得感を得る事が出来ないこのフェロモンガスは、俺達には有毒ガスである。猛毒である。公害であーる!ヒラヒラさせるんじゃない!

俺のジム通いの効果が出ないのはこのガスのせいなのか。そしてこのまま効果が出ずにモッチリ体系になってしまえば、数年後には俺もガスを発生してしまうのかもしれない。。