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若手証券マンオフィシャルブログ(仮)

日本のどこかで日々奮闘中の若手証券マン。

資産運用のイロハから、証券業界のリアルな中身、プライベートまで、毎日を赤裸々に綴っていこうかと思います。

株式会社西武ホールディングスが株式を10年ぶりに上場させる事について、多くの記事が出ていて賛否両論(否の意見の方が多いか?)あるようです。


まず、営業マンの立場からすれば、おそらくこんなに売りづらい株も滅多に無いのかなと。
そもそも7日に仮条件が出る予定が2日遅れて9日にずれただけでもスケジュールが短くなって厄介なのに、追い打ちをかけるように想定株価の引き下げ、売り出し株数の大幅減少と、どっからどう見てもこりゃヤバイですねって感じ。

アメリカのファンド、サーベラスが西武の株式を35%程保有しており、今回は全体の15%を放出して、サーベラスの保有比率が20%程度になる予定だったわけだが、
事前に機関投資家向けに需要を募る段階で、とてもじゃないが2300円などでは買わないと言われてしまったわけだ。

ある機関投資家は買っても1500円だとか。

そんなわけで、当初2300円の予定が1800円~1600円という大幅に下げた仮条件で提示されたわけだが、当のサーベラスは2000円以上を目論んでいただけに、そんな低いバリュエーションではとても売れませんと、売り出しを辞退した。

個人的にはこの仮条件でも割高なんじゃないかと思っているし、おそらく上場したら1300円くらいまで下がってもおかしくないと考えている。

サーベラスに対しては上場後6ヶ月間は売れませんというロックアップ条項が課されるから、とりあえずの間は大きな売りは出てこないと思うが、いずれにしろ需給の面から見てもとても怖くてこんな爆弾に手を出せないと思う。

従って、こんな出来レースに新規の段階で申し込むのは相当の物好きか、はたまた営業マンに言いくるめられた無知な投資家ぐらいしかいないと思われる。

まぁ、上場後の2.3割下がったところを場で買いに行けばある程度儲かりそうな案件ではあるが。

いずれにしろこんなくそったれ案件を引っ張ってきた主幹事証券はじめ引受会社は売りさばくのがとても大変ではないかと心中察する次第である。