ピアノを習っていることは以前書いた。

 

娘が毎週通っている月4回のうちの一回を私が受け持つのだ。

私の病気を知っている先生のうれしい計らいである。

その、娘と一緒に通っている先生の教室で、大人だけの

おさらい会をするとのこと。

元来目立ちたがり屋の私は、

人前で弾くなんて、、、楽しみ。

よーし、がんばろー!とやる気満々だった。

震えが出るけど、お薬で調整すればなんとかなる。

それより、ちゃんと間に合わせて間違わず弾けるか、だ。

曲は、ショパンのワルツ10番。ロマンチックな美しい曲だ。

先生と相談して、一番最初に弾くことになった。

最初だと、時間が読みやすいので、底に照準を合わせて薬を調整できる。

さて当日、薬をのんで待機した。

ふと、プログラム一番目か・・・その日のしょっぱなは私?

ちゃんとした生徒でもないのに。  

と一瞬頭をよぎった。 そのとたん、急にがたがた震えが走った。

あ、、、まずい。

でも、震えだしたら、もうピークまで激しくなっていくのみだ。

ピークを迎えないと、震えが収まっていかないのが常だ。

薬を足しても、こんなときは、焦りの気持ちが加わって、暴走する。

出番が来て、ピアノを弾き始めたものの、震えてがたがた、途中で

止めてしまった。 みんなの視線が痛い・・

 

サロンのような会場だったから許されたけど。これがホールだったら!!!

先生は、「いいよいいよ、また収まってきたら、その時弾いてもらうから。」

と言ってくださった。 でも震えは最後のほうまで収まらず。

娘はショパンの大円舞曲をうまく弾いていたのだが、そんな状態の私は

冷静には聞くことができず、残念~。 

 

娘は出番があるのにもかかわらず、

一生けん命、大丈夫だよ、と励ましたり、腕をもって動かして

ほぐしてくれたりした。 そして最後にやっと弾ける状態になった。

このまま弾けないで終わりたくない!!!と強く思っていたので、

先生に、大丈夫になりました!と伝え、弾くチャンスをもらえた。

今度は震えずに弾きとおせた。

終わったときのみんなの拍手はすごく暖かかった。

 

それにしても、
あの震えはなんだったのだろう。やはり、緊張が表面に現れたのか・・

何とか克服するすべがあればいいのに。