夫とぶらりと伊根の町を訪れた。

 

伊根は、京都の日本海側にある、舟屋という特徴的な家屋が

立ち並ぶ美しい町だ。

4月といっても、初夏のような汗ばむ陽気。 その日は

平日で、こんな半島の奥にまでくる人は少なく静かだった。

目的は釣りだった。以前、大物が釣れた(といっても私にとって)

から来てみたが、やっぱり昼間はさっぱりだめで、’あたり'がほぼなかった。

夫はそれを見越して、つれなくても景色が楽しめるところを選んで

くれたようだ。

 

釣りは、もともと夫と息子に共通の趣味を持たせたくて、私が勧めたものだが、

夫はすっかりはまり、私も楽しむようになった。息子はうまいのだが、それほど

好きでもなさそう。私はしかし、病気のせいで手先が不器用(もともと、

という説あり・・。)で、しょっちゅう糸をからませたり、仕掛けをひっかけたりして

夫に直してもらっているうち、「いい加減にしてくれっ!」

仕方なく、入門書で糸の結びかたなど学んで、また連れて行ってもらう

ようになった。

 

さて、伊根の海はほんとうに静かで、澄んでいて、深い。

おさかなさんがいそうで、いない。ジーっと待ってると、

年老いたおじさんが、竿で海をさぐりながら歩いてきた。

何気なく見ていると、急にサバっと竿を振り上げた。

見ると、大きなタコがかかっているではないか。

いいなあ。。。たこ焼きが300個はできそう。

 

結局、私たちはちいさなメバルが数匹つれただけで帰途に就いた。

釣果は超渋かったが、まあ、よいリフレッシュになったかな。

 


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