今、6年前のDBS手術を思い出して、一番しんどかったのが、手術前日から当日までの一日だ。
なぜかというと、その期間一切のお薬を飲めないから。
P病患者にとって、これほどつらいことはないのだ。身動きが取れず、ベッドから降りられない。言葉もろくに話せない。全身肩こりみたいな感覚だし、当然トイレにも自力でいけないほどである。単に「動けない」、のひとことでは片づけられない、不快感で全身覆われ、ひどい人は痛みがある。それがずーーーっと一日続くのだ。お願い、薬をくれー!ほとんど薬チューである。しかし、薬が体に影響を及ぼし、術中の判断を誤らせるため(だと思う)厳禁なのだ。その期間が苦しくて、つらかったが、そのあとの解放感をひたすらイメージして耐えた。
頭髪は、最初は丸刈りです、って言われたけど、先生の取り計らいで、一部をそるだけでよくなった(助かったーーー!) 局所麻酔を打って、意識がある状態で頭部に穴をあける。ががが...という音が聞こえる。「亀井さーん、聞こえますか。これ何本に見えますか。らりるれろ、って三回言ってみてくださーい。」などと指示され、夢うつつの中で、従う。 そこからはほとんどうろ覚え、次に気づいたら、すべてが終わっていた。
母が私の名前を呼んでいて、目が覚めた。 家族がそろって心配そうに私をのぞき込んでいた。