アルゼンチン・サッカー選手死亡は人災
http://news.livedoor.com/article/detail/10118807/
『南米アルゼンチンの下部リーグで、試合中に起きたアクセデントによって若手選手が死亡する痛ましい事件が起き、同郷の大物選手たちも追悼のコメントを寄せている。
今月4日の同国5部リーグ、サン・マルティン対ユベントウ・ウニダ戦で、サン・マルティンのDF、エマニエル・オルテガが相手選手のショルダーチャージを受けた際にコンクリートの外壁に後頭部を強打し、そのまま救急車で搬送された。
オルテガは11日間におよぶ昏睡状態の後、14日に死亡した。
彼はショルダーチャージで頭を強く打ちつけた際、後頭部を複雑骨折していたという。 直接の原因は接触プレイによる頭部損傷だが、地元メディアは壁までの距離が近いスタジアムの施設の不備を指摘している。
なおこの21歳の若い選手の死は、同郷の大物選手たちにも衝撃を与えている。
マンチェスター・シティのアグエロが「オルデガの死は本当に悲しいニュースです。彼の家族や友人へ哀悼の意を表します」とコメントした他、バルセロナのマスチェラーノも「サッカー界にとって追悼の日、サッカーを同じく愛した同僚であるオルデガよ安らかに」と追悼文を寄せている。』
アルゼンチンのサッカー選手がショルダーチャージ(肩で押される)を受け、その反動で壁に頭を打ちつけ死亡した。 非常に悲しい事件だが、これは明らかに人災だった。
ショルダーチャージをした相手選手のことではない。
このスタジアムを見ると、ラインからコンクリートの壁まで2,3mしかない。しかもラバーなどが貼って防御されているわけでもない。
サッカーでショルダーチャージは当たり前。通常だと選手はグラウンドに倒れる程度だが、今回はすぐ近くにコンクリートの壁があって悲劇が起きた。
アルゼンチンの5部リーグともなると、こんな草グラウンドに毛が生えたような所で試合をしているんだね。
パラグアイでプロの試合を見に行った事があるのを思い出した。スタジアムは古く、座席はみんなコンクリートで観客は自分で座布団を持ってきていたのを思い出す。
日本だとこんなアルゼンチンのスタジアム、安全性に問題があるとすぐにクレームがつくところだけど。
まあ、日本とアルゼンチンの安全感覚は全く違っているけど、このスタジアムで試合をする限り、再発する可能性は高い。
頭を打って死亡という稀なケースという風に片付けてはいけないと思う。死亡しなくても、足や肩、手など負傷して、それでサッカー人生を奪われる可能性も高い。
亡くなったオルテガ選手の遺族に対して、相手選手も非常に心が痛いと思う。彼自身に落ち度はない。
アルゼンチンはブラジルと並んで南米のサッカー大国。
かつてはマラドーナという世界No1プレーヤーがいたが、現在もメッシやテベス、イグアインなどそうそうたるアルゼンチン代表が世界トップチームで活躍している。
それだけに、アルゼンチンでこういう悲劇は再発してもらいたい。彼らがアルゼンチンのサッカー環境を変える運動をしてくれないかな?
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アルゼンチン5部の無名選手の死に、マンチェスター・シティのアグエロやバルセロナのマスチェラーノなど世界的なアルゼンチンのサッカー選手が反応したのは、アルゼンチンのサッカースタジアムの不備を憂いたからだろう。
今後、サッカーの試合中にこういう悲劇が起きないように対策を練ってもらいたいな。